エンディングノートと遺言書
~家族が集まる今だからこそ、相続の準備を少しだけ~
お盆は、普段なかなか会えない家族や親族が集まる貴重な機会です。
久しぶりに顔を合わせると、昔話や近況報告で盛り上がりますが、実は将来の相続について話し合う絶好のタイミングでもあります。
「相続の話をすると縁起が悪い」
「まだ元気だから大丈夫」
そう思っているうちに、いざという時に家族が困ってしまうケースは少なくありません。
今回は、お盆で実家に帰省した際に、ぜひ確認しておきたい5つのポイントをご紹介します。
1.親の健康状態や生活状況
まずは何より、親御さんの現在の様子を確認しましょう。
•通院や服薬は増えていないか
•車の運転は問題ないか
•一人暮らしの場合、日常生活に不便はないか
•認知機能に変化はないか
相続対策は、元気なうちだからこそできることがたくさんあります。
「最近どう?」
という何気ない会話から、将来に備えるきっかけが見えてくるかもしれません。
2.実家や不動産の状況
実家は多くのご家庭で大きな財産の一つです。
帰省した際には、家や土地の状況についても話題にしてみましょう。
•実家は今後誰が住む予定なのか
•空き家になる可能性はあるか
•賃貸物件や農地などを所有していないか
「その時になって初めて不動産があることを知った」
というケースも意外とあります。
将来の管理や活用方法について、家族で共有しておくことが大切です。
3.財産の保管場所
親御さんがどこに何を保有しているか、家族が把握できているでしょうか。
確認したいものの例としては、
•預貯金口座
•証券口座
•保険契約
•不動産の権利証
•年金関係書類
などがあります。
すべての金額を聞く必要はありません。
まずは「どこに何があるのか」を家族が把握しておくだけでも、将来の手続きが大きく変わります。
4.遺言書の有無
相続トラブルの予防に有効なのが遺言書です。
ただし、
「作ったつもりだった」
「どこに保管しているかわからない」
というケースも少なくありません。
お盆の機会に、
「遺言書は作っている?」
「何か家族に伝えておきたいことはある?」
と自然に聞いてみるのもよいでしょう。
無理に作成を勧める必要はありませんが、家族の考えを共有しておくことは大切です。
5.家族みんなの連絡先と情報共有
相続が発生すると、相続人全員で手続きを進める必要があります。
しかし、
•兄弟姉妹と普段連絡を取っていない
•住所や電話番号がわからない
•親族関係が複雑になっている
といった理由で、手続きがスムーズに進まないこともあります。
お盆で家族が集まるタイミングだからこそ、連絡先の確認や情報共有をしておくと安心です。
相続の話は「元気なうち」がベスト
相続は、誰にでも起こる身近な問題です。
しかし、実際に必要になってからでは話し合う時間が十分に取れないこともあります。
お盆は家族が集まりやすく、将来について話しやすい特別な機会です。
「相続の話をしよう」と構える必要はありません。
親御さんの近況を聞いたり、実家のことを話したりする中で、少しずつ将来について共有していくことが大切です。
たくえす税理士法人では、相続税対策や生前贈与、遺言書作成のサポートなど、相続に関するご相談を承っております。
ご家族の将来に備えるためにも、お気軽にご相談ください。


