相続税申告書提出金額はいくらでしょう
―「うちは大丈夫」が一番危ない?円満相続の共通点―
相続のご相談を受けていると、
「仲の良い家族だったのに、相続をきっかけに関係が悪化してしまった」
というケースは決して珍しくありません。
一方で、驚くほどスムーズに相続が進むご家庭があるのも事実です。
では、相続で揉めない家は何が違うのでしょうか。
今回は、税理士の立場から見た
「相続で揉めない家が共通してやっていること3選」をご紹介します。
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① 元気なうちから「財産の見える化」をしている
相続トラブルの多くは、「何が、どれだけあるのか分からない」ことから始まります。
・預金口座がいくつあるのか分からない
・不動産の評価額を誰も把握していない
・借入金の有無が不明
・生命保険の受取人を誰も知らない
こうした状態では、相続人同士で疑心暗鬼になりやすくなります。
揉めない家では、生前から
• 財産一覧表を作成している
• 定期的に内容を更新している
• 家族に「どこに何があるか」だけは伝えている
という共通点があります。
■ポイント
「細かい金額まで共有する必要はありませんが、全体像を把握できる状態」にしておくことが、無用な争いを防ぎます。
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② 遺言書を“形式だけでなく内容まで”考えている
「遺言書を書いているから安心」
そう思っていても、内容次第では逆に揉めることがあります。
例えば、
• 特定の相続人に財産が偏っている
• 理由が書かれていない
• 相続人の状況(介護・同居など)が反映されていない
このような遺言書は、不満や感情的な対立を生みやすくなります。
揉めない家の遺言書には、
• なぜその分け方にしたのか
• 家族への感謝や想い
• 公平性への配慮
といった「気持ちの説明」が含まれていることが多いです。
■ポイント
相続は「財産の分配」だけでなく、「気持ちの承継」でもあります。
専門家のチェックを受けながら作成することが重要です。
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③ 「相続の話」をタブーにしていない
意外かもしれませんが、相続で揉めない家ほど、介護や相続の話を日常的にしています。
・「もしものとき、どうしたいか」
・「この家は誰が継ぐのか」
・「介護をしてくれた人への配慮」
これらを生前に話しておくことで、相続人それぞれが「親の考え」を理解した状態で相続を迎えられます。
逆に、
「縁起が悪いから話さない」
「その時にならないと分からない」
というご家庭ほど、相続発生後に感情的な衝突が起こりやすい傾向があります。
■ポイント
一度で話し切る必要はありません。
少しずつ、何度かに分けて話すことが円満相続につながります。
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まとめ:相続対策は「節税」だけでは不十分
相続対策というと、「税金をいかに減らすか」に目が向きがちです。
しかし実際には、家族関係を守ることこそが最大の相続対策と言えます。
• 財産を見える化する
• 想いの伝わる遺言書を作る
• 家族で相続の話をしておく
これらを実践しているご家庭は、相続後も良好な関係を保っているケースがほとんどです。
たくえす税理士法人では、税務だけでなく「揉めない相続」を見据えたサポートを行っております。
相続について不安がある方は、どうぞお気軽にご相談ください。



