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相続の豆知識・5 相続で知っておきたい4つのポイント

鈴木じつ子

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テーマ:相続について

相続で知っておきたい4つのポイント


こんにちは!
今回は、相続にまつわる大切なポイントを4つご紹介します。
相続は、いざ直面すると分からないことだらけ。少しでもスムーズに進めるために、ぜひ参考にしてくださいね。

1. 特別の寄与をした場合、金銭の請求ができる?
相続人ではない親族(たとえば、お子さんの配偶者で、そのお子さんがすでに亡くなっている場合)でも、被相続人の介護や療養のお世話をして、財産の維持や増加に特別な貢献をしたなら、相続人に対して金銭の請求ができるんです。
ただし、請求できる期間が決まっているので要注意!
相続の開始や相続人を知った時から 6か月以内、もしくは相続開始から 1年以内 でないと、請求できなくなってしまいます。
相続人と話し合いが難しい場合は、家庭裁判所の調停手続を利用することもできますよ。

2. 不動産の相続登記が義務化!
2024年(令和6年)4月1日から、不動産(土地・建物)を相続したら 3年以内 に相続登記を申請することが義務になります。
もし、この期限を守らなかった場合は、 10万円以下の過料(罰金のようなもの) が科されることもあるので要注意!
また、2024年4月1日より前に相続していた不動産でも、まだ相続登記が済んでいないものは義務の対象になります。
「まだ登記していない!」という方は、早めに手続きを進めましょう。

3. 法定相続情報証明制度って?
相続手続きをする際、戸籍謄本を何度も提出するのって大変ですよね。
そんなときに便利なのが 「法定相続情報証明制度」 です。
これは、法務局に被相続人及び相続人の戸籍謄本等と相続関係をまとめた一覧図(法定相続情報一覧図)を提出すると、登記官が内容を確認し、認証文付きの写しを無料で交付してくれる制度。
この一覧図を使えば、不動産の相続登記や銀行の相続手続きなどで 何度も戸籍謄本を提出する手間が省ける ので、とても便利です!

4. 遺言書の付言事項ってなに?
遺言書と聞くと、「財産の分け方を決めるもの」というイメージが強いかもしれませんが、実は 「付言事項(ふげんじこう)」 を書くこともできます。
付言事項とは、 感謝の気持ちや願いを伝えるメッセージ のこと。

たとえば、

•「長年支えてくれた○○に感謝しています。」
•「この家を大切に守っていってほしい。」
•「家族が仲良く過ごせるよう願っています。」

といった文章を遺言書に残すことができます。

付言事項には 法的な効力はありません が、相続人の間でトラブルを防ぐ効果が期待できます。

まとめ
相続は、事前に知っておくとスムーズに進められることがたくさんあります。
今回ご紹介した4つのポイントを押さえて、いざというときに備えておきましょう!

相続についてのご相談があれば、たくえす税理士法人までお気軽にお問い合わせください。

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鈴木じつ子
専門家

鈴木じつ子(税理士)

たくえす税理士法人

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