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3月11日に起きた震災からでしょうが、最近よく 『BCP』 という3文字を耳にすることがあります。
これは Business Continuity Plan の略ですが、何のことかと言いますと、
企業が自然災害、大火災、テロ攻撃などの緊急事態に遭遇した場合において、事業資産の損害を最小限にとどめつつ、中核となる事業の継続あるいは早期復旧を可能とするために、平常時に行うべき活動や緊急時における事業継続のための方法、手段などを取り決めておく計画のこと。
と中業企業庁のホームページでは定義しています。
災害を初めとした様々な緊急時の被害をなるべく小さくするために、日常にどのような対応を取っておくか、そして緊急事態が発生しても会社の事業を継続するためにはどのよう方法をとっておくのかを決めておきましょうってことですね。
みなさんご承知の通り、先の震災で多くの中小企業が多大な損害を受けました。
私も何度か現地に行って、様々な方たちからお話を聞いたり相談を受けたりしましたが、銀行からの借入金が残っている経営者の方々は
「借金を返さなきゃならないし、今、商売をやめるわけにはいかない・・・」
という考えの下、事業再開のためにはどうしたらいいのかといった悩みを抱えてる方が多くいました。
同じような震災が起こったときに少しでも対応できるよう今のうちから対策を立てておくというのが基本的な考えなんでしょう。
将来のことなんてわからないのが当たり前・・・。
でも、わからないから何もしておかなくていいのかといえば、そうではない・・・。
ここ、静岡は私が子どもの頃から東海大地震がくると予測され、地震に関する災害に対しては他のどの県より意識が高い地域です。
備えあれば憂いなし!
災害により事業が完全に停止してしまっても自分の家族、そして従業員やその家族に対して今のうちから何かできることをしておくべきなのかもしれません。
そういう意識を持っているってことが一番大切なんでしょうね。
私もこのような話があった時、 「何それ? 知りません!」 とならないよう、今のうちから情報を得ておこうといろいろと調べたり、話しを聞きにいったりしています。
過去の損害から学ぶ・・・。同じことは繰り返さないよう、今のうちから備えておきましょう