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赤塚直記(あかつかなおき) / 税理士

税理士法人BETT あかつか事務所

コラム

会社を潰さない係数管理⑤

2018年7月3日 公開 / 2020年8月28日更新

テーマ:経営

コラムカテゴリ:ビジネス

長期の健全性の指標

      固定資産残高(土地を含む)
固定比率=━━━━━━━━━━━━━━━━━≦100%
        純資産(自己資本)


固定資産は、土地や建物や機械設備などの有形固定資産のほかに
商標権などの無形孤影資産や、長期保有の有価証券などの
投資その他の資産も含まれる。

また分母は、固定負債ではなく
自己資本を用いる。


なぜなら、固定資産に投下した資金は
長期にわたって拘束される。
支払義務から見て、どのような買い方が安心できるか考えれば
全額返済不要の資金源である自己資本で買うということになる。

そうすると、分子の孤影資産を分母の自己資本が上回っている状態が健全であり
100%以下が守るべき基準値となる。
つまり、自分のお金で固定資産は買いなさい、ということ。

経営には踊り場を設けろ

但し、事業には「攻め時」がある。
現在みたいに金利が低く、
一気に攻めようと思うと
自己資本以上の設備投資をしたり
出店数を増やすからどうしても固定比率の基準をオーバーすることになる。

そこで、固定比率が基準値を大きく上回った場合は
土地など一部を除いた固定資産は減価償却されるのだから
必ず、一定期間をかけて、比率を適正に戻す時間を作って欲しい。

つまり、攻め続けるのではなく、
登ってはいったん立ち止まる、
いわば、階段の踊り場のような期間を意識的に設けることが
会社を安定的に成長させるコツである。

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