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火花の散る瞬間

赤塚直記

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テーマ:経営

著名な経営者の岩田松雄さんの言葉です。

これは、岩田さんが日産に勤めていたころ
車体溶接工場を見学した事があった。

車体溶接工場では、塗装されていないむき出しの
車体の部品が溶接アームで確実に溶接される瞬間に火花が散る。

その火花を指して上司がこう言ったそうです。
「この工場で価値を生み出しているのは、
あの火花が散っている瞬間なんだ。」

工場にはさまざまな行程がある。

車体を運搬したり、向きを変えたり、部品を在庫したりと、さまざまなステップを経て、まだ塗装もされていない車体のパーツ同士が溶接される。

前後の行程がなければ車体を溶接することはできない。

しかし、「溶接をする」という行程こそが、この工場の一番の目的であり、その火花が散る瞬間のために、この工場は存在しているのだ。

その瞬間だけが、「価値を生みだして」いる。

岩田さんはそのことを学んだ。

その後、岩田さんはザボディショップやスターバックスコーヒーのCEOを歴任する。

それぞれの会社で岩田さんは、傾いた業績の会社を立て直し、そして飛躍させる任を担うことになる。

そのときに岩田さんがもっとも深く考えたこと。

それが、「この会社で火花が散る瞬間はいつ、どこだ?」ということだった。

お客さまに価値を生み出している瞬間はいつ、どこでだ?


みなさんの会社の火花が散る瞬間はいつですか?

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