値上げでサロンの差別化を図る3つの方法
値上げを伝えながら、お客様がサロンの味方になってくれる方法
こんにちは、サポートコーチ出雲の山根浩二です。
エステサロンの値上げをお客様に伝えるのは、どの経営者にとっても難しいチャレンジです。
しかし、適切な伝え方をすれば、お客様に理解してもらい、むしろサロンの味方になっていただける可能性が高まります。そこで重要なのが、「Iメッセージ」の活用です。
Iメッセージとは、自分の感じていることや考えていることを「私」を主語にして伝えるコミュニケーションの方法です。
この方法を使うことで、お客様に対して誠実な気持ちを伝えやすくなり、相手に納得してもらいやすくなります。
例えば、値上げの背景には、施術の質向上やスタッフの教育費、使用する化粧品のグレードアップなどの理由がある場合が多いでしょう。こういった場合、「Iメッセージ」を使うと次のように伝えられます。
「私たちは、常に最高のサービスを提供したいと考えています。最近、新しい技術を導入し、スタッフのトレーニングにも力を入れております。その結果、コストが少し上がってしまいましたが、それでもお客様にご満足いただける施術を提供したいと考えております。」
このように、「私たちが何を大切にしているのか」「なぜその決断に至ったのか」を具体的に説明することで、お客様も理解を深めてくれるはずです。
また、Iメッセージを使う際には、顧客の立場に立った配慮も忘れないようにしましょう。お客様にとっては価格が上がることで負担が増えることも考えられます。
そこで、「お客様にご負担をおかけしてしまうことを心から申し訳なく思っていますが、これからも変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。」といった言葉を添えることで、相手の気持ちに寄り添う姿勢を示すことができます。
このようなIメッセージを効果的に使うことで、単なる値上げの通知を超えた、お客様との信頼関係を深めるコミュニケーションが可能になります。
エステサロン経営においては、お客様に寄り添い、理解を得ることが何よりも重要です。ぜひ、Iメッセージを活用し、お客様にサロンの価値をしっかりと伝えていきましょう。
