新人教育で 何度も同じ事を教えるのが 苦痛ですという方へ
友人から宮崎新聞の記事のコピーを頂きました、内容は、息子が大事故にあい重体になったが、なんとか命を取り留めた後で、加害者の方が見舞いに来たが、横柄な態度だったのに、母親は「息子の命を助けてくださってありがとうございました。あなたが直ぐに救急車を呼んでくれたおかげで息子は一命を取り留める事が出来ました」と感謝の言葉を言ったとたん、加害者の方が、その場で泣き崩れて謝罪をはじめた・・・
私の親しくしている男性の方が、同じように息子さんが事故にあい、なんとか命を取り留めて・・・と聞いていたので、その方に読んでもらったのですが、「あーっ、あの時の場面を思い出したよー、一緒だったわ、加害者がいて、自分は用事があり病院に到着するのが遅くなったのだけれども、最初は加害者の胸倉をつかんで殴ってやろうと思っていたけれども、相手も子供みたいな年齢だし、大人気ないとも思って{事故が起こった事は、しかたがない、あなたもこれからの人生があるでしょうから、そんなに気にしないで良いですよ}と言ったら、とたんに加害者の方が泣き崩れたと・・その後も見舞いに来るたびに父親は加害者の方へ、少しでも気持ちが楽になるように{息子がこれだけ回復したよ、これが出来るようになったよ}と加害者の方へ伝えてあげていたら、毎回その言葉を聴くたびに、処かまわずに大声で泣かれたと・・吼えるように泣くから困ったよ」と話されて、聞いていた私もウルッと涙がこぼれそうになりました。
その後、事故にあった息子さんは色々な方の、お世話になり、リハビリの先生からは「うちで、直してもらえるなんて考えはもたないでくださいね!」などど言われていたのに、現在は一人暮らしを出来る程に回復されていると聞いています、その後父親の方は、事故家族の会の方から、あなたの体験を大勢の前で話して欲しいと言われても「回復しなくて困っている方の前で、自分の息子は直りました~なんて事言うのは嫌だから」と謙遜されて一度も話された事は無いと聞いています。
もしかしたら、なんて分かりませんが、事故の加害者への態度が違っていれば、現在の状況は無いのかもしれませんね。その記事のタイトルは「愛に満ちた一言を」で、文末にあったのは、”たった一言が人生を変える、このエピソードはそれを教えてくれています”