コーチングを受けるのは、テレビを使うのと一緒ですよ
コーチはクライアントが主体的に絵を描くのをサポートする
こんにちは、サポートコーチ出雲の山根浩二です
最近思い付いたコーチングのイメージを書いてみます。
例えば、絵画を書きたいか、全く分からないクライアントが居て、コーチに相談してきました。
「私は、どんな絵画が書きたいのか分かりません」
{もし、その絵画を書けたら、あなたは、どんな気持ちになれますか?}
{その絵画を見た方に、どんな気分になって欲しいですか?}
{その絵画を書いた事によって、こうなったら良いなーというのは何かありますか?}
「・・・・」
{今までは、どんな絵画を書いてきたのですか?}
{これを書いて良かったなという経験を教えてください}
{以前から、書いてみたいと思っていたものは、何かありませんか?}
色々な質問をして、対話の中で、方向性を見つけるサポートをしてから、具体的に絵画のイメージを思い浮かべてもらい。
{では、始めは、どこから書き出すのが、やり易いですか?}
「・・・・・・」
{このあたりは、何か描かれるのですか?}
{ここの所が、まだ空白なのですが、この辺りには何が描かれるのですか?}
時にはコーチから、{ふと思ったのですが、ここはこのような色が良いかもしれませんが、どう思われますか?}と投げかける事もあるかもしれませんが、あくまで決定権はクライアントにありますから
クライアントが、「そうですね、そうしてみます」と受け入れても良し
「いやいや、私の考えがありますので、自分の考えで色を選びます」と言われても、コーチは全く気にせずに、次へ進めていく。
コーチの考えを押し付ける事はありません。
完成したら、正に自分の考えだけで書き上げた状態で、コーチはサポートしただけという感じです。
結果、独りでキャンパスに向かうよりも、より早く絵画が完成するという事です。
もしかしたら、独りでの自問自答で、進める事も出来るかもしれませんが、対話しながら、コーチの存在を消して、クライアントの為だけに、対話を進めるという場を作り出せば、究極は、クライアント自身が、コーチを使って自問自答をして、クライアントが色々な気づきを得ていき、絵画が完成するという形になります。
その時、コーチは黒子で、クライアント自身の意思で、選んだ色合いのクライアントの絵画が完成しています。
これを、事業に変えてみれば「どんな事業をやったら良いか分かりません」になりますね。
こういう事自体が、「コーチングとは何か」なんて知らなくても、進めていけるという事だと思います。
何かに気づいて、今まで動かなかったのが、動き出すという事に価値があります、そのためのキッカケとしても、コーチとの対話を試してみてください。