冬は陰の気を蓄える季節です

山路美晴

山路美晴

テーマ:東洋医学豆知識

【前回に続いて冬の養生】



前回は冬の養生について少しお話ししました。

ここ数年は冬になっても温かくて雨が降る日が多かったのですが、今年はとても寒いですね。
教科書通り(?)の秋・冬になかなかならない年が多いのですが、今年は百点満点の冬かもしれません!

さて、秋冬は陰の気が多い季節です。
これは、決して暗くて元気がないという意味ではありません。

確かに陰というのは暗い、冷たい、寒い、重い、固まる…などの性質をもつものですが、人体にとっては栄養や潤いを与える働きを持ちます。

冬は体内に陰の気を養わなければなりません。
できるだけじっとして、暖かくして、外に出ないようにするのが冬の過ごし方の基本です。

これは別の言い方をすると「充電中」ということなんですね。
逆に夏は陽の気が多く、「放電の時期」です。



冬の養生の基本は引きこもり


この2年ほどは新型コロナウイルスの影響で外で飲み会をする機会がめっきり減りました。
以前は、年末年始と言えば

「クリスマス会や〜!」
「忘年会や〜!」
「新年会や〜〜!」

と、浮かれて飲み歩く、冬の養生に反した過ごし方になっている人が多かったと思います。
(コロナで引きこもる生活はある意味正しい冬の養生だったかもしれませんね)

ということで、「こたつでミカン」は冬の養生としては百点満点かもしれません。
下半身を温め上半身は冷えている、理想的な暖房具と言えます。
さらに、膝に猫が乗っていれば、私にとっての最高の冬のチュエーションです。
(これが言いたかっただけ・・・)

難点は、一度入ると二度と動きたくなくなるところですね!


*(この記事は2019年12月のメルマガ記事です。メルマガスタンドの移行に伴い加筆修正してこちらに投稿しました。)

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山路美晴
専門家

山路美晴(獣医師)

滋賀ペット治療院

鍼灸・整体など東洋医学に基づく診療で、動物本来が持つ“自分で治ろうとする力”を引き出す。ローラー鍼などの「刺さない鍼」やお灸を用いて、家庭でペットのケアを行う講座を各地で開催している。

山路美晴プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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