トランプ氏銃撃にみる野望と権力への執念

大澤秀行

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テーマ:分析家のひとりごと-Soliloquy-



分析家のひとりごと -Soliloquy-

『野望と権力への執念は、歴史を書き変えてしまうほどの計り知れない魔力を、時に発揮することがある』

2024年7月15日、アメリカ大統領戦の遊説中に、トランプ氏は銃撃を受け、耳を貫通した程度で一命をとりとめた。あと1㎝ずれていたら即死であると云われるほど、際どく難を逃れた。

これは運命のいたずらなのかどうかは、後のアメリカの歴史において語られるであろう。今は吉でも凶でもなく、神が守ったということで、一件落着、万事塞翁が馬である。今は神の加護として受け容れるしかない。そんなトランプ氏をみてて出てきた一文である。


彼の野望と権力への貪欲なまでの強欲と信念を垣間見るにつけ、その執念は死神すらたじろぐほどのものであると、云わざるを得ない奇跡である。

彼は益々神格化され、大統領に帰り咲いたらアメリカは、いや世界はどうなるのか。想像するだに恐ろしい。人類破滅のシナリオの始まりは、この2024年7月15日となるかもしれない。

人に、人類に幸も不幸もない。在るのは、生きられるかどうかである。

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大澤秀行
専門家

大澤秀行(精神分析家)

合同会社LAFAERO1(ラファエロワン)

精神分析家として34年の臨床実績があり、現在もメールや電話も合わせると、一日平均10名の精神分析によるセラピーを行っている。

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