「御遺骨」はモノでしょうか?
皆様、こんにちは。
去る7月26日、熊本に行ってきました。
(一社)日本石材産業協会、(一社)全国優良石材店の会、(一社)全国石材施工協会の石材業界三団体による、熊本地震で被災した、熊本市営墓地の復旧支援活動のためです。
今回の活動目的は、地震によって倒れてしまったり破損してしまったりした墓石や外柵が墓地通路をふさぐ形になってしまい、地元の石材店さんが修繕作業を行うことが困難になってしまっているため、まずは通路の確保に主眼が置かれました。
この支援活動自体は7月25日~27日の3日間で行われる予定でしたが、参加された皆さんの効率的な作業によって作業時間が大幅に短縮されたため、作業対象を市営小峯墓地の一部区画から全域に拡大、さらに市営立田川墓地も追加した上で、2日間で全ての通路確保作業を終えることが出来ました。
正直なところ、私自身、クレーンを扱えるわけでもありませんし、職人さんに比べれば大したことは出来ませんでした。しかし、現場の状況をつぶさに見た事は、大いに勉強になりました。墓域内にも被害の大きい場所少ない場所の差がありましたし、古いお墓でも被害が無いところ、逆に新しいお墓でも倒壊や破損をしてしまっているところもありました。常に地震を想定した施工の必要性を再確認し、埼玉県の他の石材店にもこの事を伝えていきたいと思っています。