「葬式なんていらない」に思うこと
皆様、こんにちは。
連続で書いてきた終活についてのコラムですが、今回で最後となります。
最後に、終活というもの自体について、私の考えていることを書きます。
終活のタイミング
始めた方が良いことは分かっている。だけど、よく分からないし、なんだか面倒くさそう。「終活」というものに対して、漠然とこのように思われている方がいらっしゃると思います。確かに、そのお気持ちは分かります。差し迫った事が無いと、なかなか踏み切れないのが「終活」だと思います。
自分の身に何時、何が起きるかは分かりません。いざという時に慌てふためかないように、あらかじめ準備をしておくことが終活です。早めに始めておくに越したことはありません。
しかし、何から何までいっぺんに準備をしていくとなると、本当に大変です。出来る事を出来る時に少しずつ。終活は一過性で終わるものではなく、ずーっと行い続けるものですから、ペースを保ちながら取り組んでいく事が大切です。
相談先を見つけておく
終活の取りかかりとしては、エンディングノートの作成がありますが、もう一つ、やっておくべき事があります。それは、相談先を見つけておくということです。前にも書きましたとおり、終活というものの分野は多岐に渡ります。それぞれの分野において専門家がいますから、近くに相談先を見つけておくと、何かと安心です。行政書士や司法書士、社労士、ファイナンシャルプランナー、葬儀社、石材店。それぞれの分野で得意不得意があり、横断的に全ての知識を備えている方はなかなかいませんが、それぞれの専門家同士で横の繋がりがある場合もあります。まずは一つ、一番気になることについて、相談先を探しておきましょう。
ちなみに、私も持っている終活カウンセラーの有資格者は、これら専門家との橋渡し役にもなっています。もし、相談先に心当たりが無い場合は、終活カウンセラーにご相談いただけるという事も知っておいていただければと思います。