誰のための「終活」か
皆様、こんにちは。
少し間が空いてしまいましたが、今回はエンディングノートに書き留めていく、、いわゆる「終活準備」に関することについて書いていきます。
ついつい先送りしてしまう、準備すべき事
「終活」に際して、考えをまとめ、準備しておくべき事が3つあります。一つは自身の介護、次に葬儀、そしてお墓のことです。自分自身のみに降りかかったことを考えると憂鬱になってしまうかもしれませんが、この3点について早めに考えをまとめ、準備をすることによって、気分的に楽になっておくことが大事です。ついつい先送りしてしまいがちですが、早めに取り組んでおいた方が良いでしょう。
意思表示とコミュニケーション
例えば、介護の問題。いざ、病気などで自分の身体が思うように動かなくなったことを想定することには抵抗があるかもしれませんが、誰に、どこで、どのような形で介護を受けたいか、という事だけでもあらかじめ考えをまとめておくことが大事です。これは葬儀やお墓にも言えます。選択肢が多様化され、色々と考える余地がある現在、「自分がどうしたいか」という意思表示をするためにも、エンディングノートに書き留めておきましょう。
ここで注意していただきたいのが、ご家族とのコミュニケーションを取らずに、ご自身の意思表示にばかり気を取られてしまっていないか、ということです。終活の問題は、最終的には家族の問題です。介護にしろ、葬儀にしろ、お墓にしろ、ご自身がこうしたい、という意思表示をすることで、ご家族の方も行動方針を決めやすくはなるのですが、全てを自分の思い通りにしようとすると、かえって軋轢が生まれてしまうこともあります。
例えば、以前にも書きましたが、散骨の希望などもそうです。ご自身は散骨で良いと思っても、ご家族はお参りできるお墓があった方が良い、と思うかもしれません。このようなギャップを生じさせないためにも、エンディングノートを書くことを切っ掛けとして、ご家族と話し合う機会にしていただければと思います。
次回は、いよいよ終活についてのまとめを書きます。