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昔から言われている、一人暮らしの家賃の目安はおよそ「収入の3分の1」です。
しかし、今ではその目安をそのまま維持することは難しくなってきているのが現状です。
また3分の1を家賃にした場合に、もともとの収入額によって残りの金額が大きく異なるため、収入が低い方の場合は注意が必要となります。
一人暮らしの家賃の目安に変化が?
今まで、一人暮らしの家賃の目安は、「手取り収入の3分の1程度」と言われてきました。
しかしこれらは、昔のように勤務年数と共に収入が上がり続けるような時代の話であり、現在では事情が大きく異なってきています。
また、地域によって家賃の差も大きく、目安通りでは住めない地域があることや、ライフスタイルの多様化と共に、家賃よりも趣味の方にお金を多く使いたいという人も増え、今までの「一人暮らしの家賃の目安」は変わってきているのが現状なのです。
年収によって使える生活費の差に大きな影響が
また、「手取り収入の3分の1」のような目安で考える場合は、収入額によって、使える生活費に大きな影響が出ることも考えておかなければなりません。
例えば月収12~15万円ほどの人なら家賃は「4~5万円」、月収15万円~20万円ほどの人なら家賃は「5~6万円」、月収20万円~30万円ほどの人なら家賃は「6~8万円」程度になります。
これらの家賃を引いた後に残る金額が「生活費」になりますが、月収12万円の人の残りの生活費と月収30万円の人の残りの生活費は10数万円違ってきます。
生活していくには、毎月数万円程度は必ず出費しなければならない固定費がありますので、同じ「手取り収入の3分の1」を目安にしても、収入の金額が少ない人ほど、固定費を除いた自由に使えるお金が少なくなってきてしまいます。
家賃はできる限り抑える
このように、収入の違いによっても家賃と生活費を除いた「自由に使えるお金」の金額が異なるため、できる限り家賃は抑えた方が良いと言えるでしょう。目安としては、手取り収入の3分の1ではなく、25%や20%ほどにするのが賢明と言えます。
また、家賃を考える際には「管理費」なども家賃に含めて考えるようにしましょう。
その他にも、賃貸では2年ごとに更新料が家賃の1~1.5ヶ月分ほど必要になる物件もありますので、こちらも合わせて考えておくことが大切です。
住む地域によって、家賃の金額などもそれぞれ異なってきますので、ぜひ自分のライフスタイルに合った場所と物件を選び、快適な一人暮らしを実践していってくださいね。