外壁の膨れ
皆様は塗装を考える際、どの季節がしたらいいだろうと考えたことはありますでしょうか。日本の気候は四季がはっきりしており、各季節における気象条件が塗装に影響を及ぼすことがあります。
まずは、季節ごとの外壁塗装における注意点や、推奨される時期をご紹介いたします。
春(3月 - 5月)
春は比較的適した季節です。
気温も湿度も適切な範囲にあり、外壁の乾燥や塗料の乾燥に良い条件が整っている。
その為、塗料が安定して乾燥し、仕上がりが綺麗になる。
ただし、春の花粉が塗料に混じることがあるので注意が必要です。
夏(6月 - 8月)
初夏はまだ塗装作業には向いていますが、真夏になると気温が高くなり、特に日中は塗料が乾燥するのが早すぎることがあります。
また、湿度が高い日や梅雨時は塗料が乾燥しにくい為、塗料がうまく定着しづらいことがあり工期が延びやすくなります。
夏は季節の特性を理解し、適切な対策を講じる必要がある。
秋(9月 - 11月)
天気が安定していることが多く、秋は春と同様に適した季節です。
気温や湿度が安定しており、塗料が安定して乾燥する為、塗装作業に最適な条件が揃っています。
特に大きなデメリットはないが、台風の影響を受けることがある。
冬(12月 - 2月)
冬(12月 - 2月)
冬は気温が低く、特に寒冷地では外壁塗装作業は推奨されません。
低温による塗料の乾燥の遅れや、塗料の性質が変わる可能性がある。
夏と同じく、季節の特性を理解し、適切な対策を講じる必要があります。
外壁塗装におすすめの時期
塗装工事を行うなら「秋9月~11月」、「春3月~5月」がおすすめです。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
秋に行う外壁塗装 | ・気温が安定しており日射時間が比較的に時間が取れる | 台風や急なゲリラ豪雨で工事が延期になる事がある |
一般的に気温が低い冬の場合、大気が低温で塗料が定着しにくく、夏の場合は塗料の乾燥が早くなり、夏も塗料が定着しにくいと言われています。
具体的に「気温5℃以下」「湿度85%以上が塗装工事が向いていないと言われています。しかし夏、冬が塗装してはいけないという訳ではありません。日本でも地域によって気温が異なります。外壁塗装をするなら秋、春がスケジュール通りに進みやすいという事になります。
秋の外壁塗装工事が人気である理由として挙げられるのが、「秋は気候が安定している」ということです。
気温15~30℃、湿度75%以下が外壁塗装工事には最適
外壁塗装工事には、気温15~30℃、湿度75%以下の気温や湿度が最適と言われています。この条件内であれば一年中を通して外壁塗装を行う事は可能です。それぞれ気温や温度を考慮すると外壁塗装を行うあたり秋はとても施工が行いやすい良い季節であると言われています。
秋に行う外壁塗装メリット
- 工事が天候に左右されにくく作業しやすい
秋は気候が比較的に安定し天候や気温に左右される事は少ないので、工事が中断することが少なく、スケジュール通りに作業を進める事が大きなメリットになっています。
- 過ごしやすい気候のため施主様や作業員へのストレスが少なくなる
塗装工事を行っている間は、養生・塗装などの作業を行うので、窓を閉めていただく状況が長く続くことがあり、好きなタイミングで自由に換気をすることができなくなります。その点、秋は過ごしやすい気候のため、窓を締め切った状態でも過ごすことができます。
また、塗装を行う作業員も夏よりも低い気温の中で作業をすることができるため、熱中症などのトラブルを回避できます。
このように、過ごしやすい秋は多くのメリットがあることから、外壁塗装を行うには良い季節といえるでしょう。
秋に外壁塗装を行うデメリット
台風や秋雨前線の影響を受ける可能性もある
秋は外壁塗装に最適な季節といわれていますが、9月〜10月の間は台風が発生しやすく、万が一施工中に台風が来てしまうと作業を中断しなくてはなりません。作業が中断されてしまうとその分予定していたスケジュールよりも工期が遅れてしまうため、秋に外壁塗装を行う際は台風や梅雨前線のことも考慮をする必要があります。
繁忙期のため予約が取りづらい可能性がある
また、秋に外壁塗装を行う上での一番のデメリットは、人気の季節のため希望通りの予約を取ることができない可能性が高くなるという点にあります。
今回は、塗装に適した時期についてご紹介しましたがいかがでしたか。
これから塗装をお考えの方は、お住まいの地域の気候を考慮し、少しでも快適に塗装工事ができるよう専門業者と相談してみてください。