芸能人じゃなくても歯は命

みなさん、「初卵(はつたまご)」ってご存じですか?
初卵とは、若鶏が産卵を始めてから最初の数週間にしか産まれない、
とても貴重な卵のことです。
この初卵、実はただの卵ではありません。
小ぶりながらも栄養がぎゅっと凝縮されていて、味も濃厚。
さらに、古くから“縁起物”として親しまれてきたんです。
昔から伝わる言い伝えでは――
・安産祈願
・長寿祈願
のご利益があるとされ、贈答品としても重宝されてきました。
一羽の鶏が一生のうちで産む初卵はわずか数個。
そのため、市場にはほとんど出回らず、“幻の卵”と呼ばれるほどです。
でも――
大阪にいた頃なら“幻”だった初卵も、
北海道のファームに囲まれた今の生活では、日常の中にありました。
調べてみると、地元の直売所には初卵が普通に並び、
「幻が日常にある」ことに、思わず感動。
さっそく家族でファームへGO!
そこで出会ったのが、
“たまごソフトクリーム”――極限まで卵を練りこんだ逸品。
見た目は少し素朴でしたが、ひと口食べてびっくり。
濃厚なのにしつこくなく、牛乳ソフトとはまた違う深いコク。
“卵のやさしい甘み”が口いっぱいに広がる、癒しの味でした。
そしてお目当ての初卵は、翌朝に目玉焼きで実食。
味はまさに“自然の恵み”そのもの。
濃厚なのにすーっと体に染みていくような、
どこか懐かしい優しさを感じました。
北海道に暮らし始めてから、
日々の食卓が小さな発見であふれています。
このペースで行けば、あと数年で“道民より北海道通”になれそうです(笑)
いつか皆さんにも、北海道の魅力を自信をもって案内できるよう、
これからも“食べ歩き修行”を続けたいと思います。



