角野裕美プロのご紹介
小論文指導のポイントは「自分を見つめること」「自分をみがくこと」(2/3)
目指してほしいのは、自らのキャリアを見据えた進路選択です
「目指してほしいのは、当面の試験に合格するということだけではなく、今後の自分、自らのキャリアを見据えた進路選択なんです」
そのために角野さんは次のようなステップで授業を進めていきます。
ステップ1:カリキュラムの決定
志望校に合格するために必要な科目・課題と提出書類の確認から具体的にどんな対策が必要で、そのためにどのくらいコマ数の授業が、費用も含めて受講生と一対一で向き合って決定します
ステップ2:自分史作り
今ある自分は、一瞬でそうなったのではありません。これまでの自分の歴史をフォーマットに書き込んでいきます。これらが、すでに文章を書くことの練習にもつながります。また「なぜ、この大学・学部を志望するのか?」「何が、自己アピールできることなのか?」が明確になっていくのです。
ステップ3:演習
時事問題も含め「社会を知る」ことに取り組みます。出題される小論文や現代文、英語の論説文の内容にも直結しているからです。
ステップ4:実践準備
書類の作成と同時進行で、「過去問を踏まえた小論文の書き方の練習と添削の繰り返し」と、「模擬面接やプレゼンテーション対策」を受講生の希望に応じて、組み合わせていきます。
小論文の演習で表現力を向上させるプロセスは、社会人の自己表現力の向上にも関連しています。角野さんは、転職志望者を支援する厚生労働省指定のキャリア・コンサルタント能力評価試験に合格したCDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)の資格を取得しており、転職を目指す中高年の人のキャリアカウンセリングへと仕事の幅を広げようと意欲を燃やしています。
<次ページへ続く>