角野裕美プロのご紹介
小論文指導のポイントは「自分を見つめること」「自分をみがくこと」(1/3)
マイノートを作ります
大学受験を控えた高校生や就職活動をする大学生たちに試験科目として課せられる「小論文」や「作文」の書き方を独特の手法で指導するのがOffice Catalyst(オフィス・カタリスト)代表の角野裕美さんです。出版社の作文添削、高校や予備校などへの出張事業などで20年以上の実績をもち、2012年4月から自宅を拠点に求めに応じて個人事業やグループ、学校などへの出張講座をする事業を始めました。都島区の自宅を教室にした指導も随時行います。
角野さんの小論文作成指導のポイントは「自分をみつめ、磨くこと」です。
具体的には「書く前に、良い文章をたくさん読んでおくこと」「読んで心に残ったこと、感想などを書き留めること」「気に入った文章は書き写すこと」から始めます。「これをするのにまずノートを一冊作ってもらいます。これを私は『マイノート』と呼んでいます」
角野さんは「新聞の解説や、作家や科学者の投稿記事が参考なります。時事的なテーマに関心を持つことで、論文の内容をタイムリーなものにすることができます」とアドバイスします。
その上で、文章を書き写し、自分の体験に照らした感想も「マイノート」に書いていきます。自分の手で「書く」こと大切で、自分の内面と向き合う心が生まれ、あるテーマで文章を書こうする時、「自分の言葉」として文章を紡ぎ出すことができるのです。
「受験指導書に<体験に基づいて書こう><自分の言葉で感想を書こう>と書いてあるのはそういうことだと思いますよ」
これが角野さんの「自分を磨く」指導法です。
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