【小論文過去問から読み解こう】小論文テーマ 「私が感動した舞台」 「私の一番古い記憶」、あなたならどう書きますか?
オフィスカタリストの角野裕美(カドノヒロミ)です( ..)φ
今回も、「小論文過去問から読み解こう」ということで、
大学入試小論文のカコモン(過去問)を読むことで、どのような〝知識〟を得られるのか、
について、
ご一緒に考えてまいります(^_^)/
目次
そもそものこととして…!
そもそも、
大学の経済学部が小論文で
「社会の経済的問題や課題」を出題する理由は、
経済学を学ぶ上で重要な資質や能力を評価するため
です。
その背景を、ここから説明いたしましょう。
1. 社会との関連性を重視するため
経済学は、社会や人々の生活に密接に関わる学問です。
経済的な問題や課題は、社会全体に影響を及ぼすものであり、
これを理解することは、「経済学の根幹」ですよね。
だからこそ、経済学部の小論文にては、
受験生が社会の現実と経済学の結びつきをどの程度理解しているか
をみてこられる(評価される)と、捉え、取り組んでいく必要があるのです。
2. 批判的思考力と問題解決能力の評価
経済的な課題には複雑な背景や利害関係が絡みます。
それらを分析し、適切な解決策を提案するためには、
以下のような能力が求められますよ。
■論理的思考力: 原因と結果を整理し、課題を論理的に分析する力。
■多角的視点: 様々な立場やデータを考慮して考察する力。
■独創性: 既存の考えに捉われない、新しい視点やアイデアを提案する力。
これらの力があれば、
経済問題を多面的に捉え、建設的な解決策を提示できるようになるでしょう。
3. 現実の課題に向き合う姿勢を養うため
経済学は理論だけでなく、実際の政策やビジネスに応用される学問です。
現実の問題を題材にすることで、受験生が現場の課題意識を持ち、社会に貢献する意欲を持つかを評価します。
そのため、理論としてただ知っているだけではなく、
それを現実をみすえ、どう応用するかを考える姿勢が有るか否か、
小論文試験でみてこられる、と捉えましょう。
4. 入学後の学習適性の判定
経済学部での学びは、データ分析や政策提言、経済理論の応用など、
幅広い分野に及びます。
社会的な経済問題に対して興味を持ち、それについて深く考えられる学生は、
経済学部での学習にも適しているといえます。
そのため、入試の時点でも、 入学後の学習に対する適性や興味の深さを測るために、
小論文は必要だということになります。
5. 社会的な視点を持った人材の育成
経済学部が目指すのは、
社会の中で経済的な課題を理解し、解決に向けて行動できる人材を育成することです。
社会的な課題をテーマにすることで、
受験生が「社会のために何ができるか」を考える契機を作ることにも繋がるため、
出題されてくるのです。
6.まとめ
以上のように、
経済学部が社会的な経済課題をテーマにするのは、
受験生が持つ以下の力を総合的に評価するため、といえます。
■現実の課題への関心と理解
■論理的な分析能力
■問題解決への意欲
■自分自身の意見を持ち、文章化し、読み手に伝える説得力のあるコミュニケーションスキル
こうした能力は、経済学を学ぶ上で不可欠であり、
卒業後の活躍にも直結するものです。
そのため、出題テーマとして適しているのです。
難しそうだなぁ、書けないよなぁ、などと、
取り組まれる前から尻込みしないでくださいね。
志望の学部学科、今回述べた「経済学部」なら経済の社会課題や問題を知ることで、
問われている問題点もわかるようになりますし、
なにより、それに対する意見や考えも出てくるでしょう。
相手=志望大学の学部学科が出題してくることは、しっかりと掴んだ上で、
取り組んでまいりましょう。
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心を込めて。 ( ..)φhiromi KADONO
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