【小論文過去問から読み解こう】小論文の頻出テーマの捉え方~「異文化コミュニケーション」という出題事例から考える~
オフィスカタリストの角野裕美(カドノヒロミ)です( ..)φ
福岡県立大学令和4年度人間社会学部学校推薦型小論文では…!
「福岡県立大学 令和4年度 学校推薦型選抜 小論文」の過去問について、ご説明したいと思います。
人間社会学部 (公共社会学科、社会福祉学科、人間形成学科) のうち、
〝社会福祉学科〟の過去問です。
著作権の加減で、問題を挙げられず、申し訳ございません。
ただ、出題の方向性はお示しできますので、最後までお目通し下さいね。
なにより、資料型として王道の出題事例であり、複数の資料を限られた時間内に解答する、
ということでも、こちらの大学の過去問は、一般入試も併せ、よき出題と思います。
福岡県立大学さまに、過去問請求は可能とのことですので、
リンク先をご参照ください。
福岡県立大学 過去問題集の郵送による請求方法について
とても王道の出題ですので、取り上げております。
出題の形式は、典型的な資料型です
この数年の福岡県立大学の「学校推薦型 小論文」の出題の形式は、定まってきています。
- 設問が大きく2つある(設問1と設問2)
- 設問1では、課題文型ではあるが、下線部指定のカタカナを漢字に換えたり、キーとなる英単語の訳だったりと、小問に近いものを問う。
- 設問2では、資料5~6種類挙げて、それらを基にして、設問の問いに答えるというもの。
設問1と設問2と設定されてはいるものの、結局は1からしっかりと読解をして、
「どのようなテーマについての」
「如何なる問題意識をもつべきものか」
を掴む必要があります。
そのうえで、設問2に取り組んでいくのです。
頻出テーマ「SDGs」のうちから出題(令和4年度)→
主たるテーマは、
SDGsのうちの「誰ひとり取り残さない」社会の実現を目指す世界共通の目標から、
特に子どもに焦点を当てて、考察する
というもの。
「子どもの権利条約」
出典は、公益財団法人 日本ユニセフ協会の内容と明記されています。
公益財団法人 日本ユニセフ協会 HP リンク先 →
複数の資料を基に考察し、600字程度の論述となると…!
資料が1から5まで提示されていますので、その場合、まずは……
ひとつずつの資料を正しくサクサク読解する
→ 設問の指定にある子どもの現状と「誰ひとり取り残さない社会」実現のための
どのような課題、だと言えるのかどうかを見極めること
ことがなにより求められます。
そのうえで、限られた字数ですので……
どこに着目し、資料全てに共通するポイントを考える
必要があります。
その際、設問にあるように
①世界の子どもの例から読み取れるポイント
②日本の国内の子どもの例から読み取れるポイント
③国やエリアを問わずに、共通する課題
については、言及する必要があります。
これらのどれか一つでも欠けても、設問の指定に答えたことにはならない、
のです。
つまり、合格答案とならない、ということです。
設問の大切さを絶対に忘れないこと!!
が、ここまでみてきて頂ければ、おわかり下さったことでしょう。
この福岡県立大学の出題の特徴は、設問の指定がしっかりしていること。
だからこそ、これらをなんとなく読んでは駄目なのです(-_-;)
ある意味、このように書いて欲しいという方向性を示してくれているのだから、
きちんと読み込み、書くべき内容や段落構成をつかみましょう。
今回の解答事例は、改めてコラムにてアップして…!
まいりますので、お待ち下さいね。
この出会いが、あなたの未来に繋がらんことを。 心を込めて。( ..)φhiromi KADONO
⇒⇒⇒Twitterで書くことへの日々の気づきを絶賛(^◇^)発信中!フォロワーさん大歓迎!
https://twitter.com/hiromi_kadono