リフォームする価値を一緒に考える。真珠とオパール、二つの判断

越野泰明

越野泰明

テーマ:ジュエリーリフォーム事例





京都府相楽郡より、電車を乗り継いでご相談にお越しくださったお客様。

事前にLINEで「亡くなったお母様の指輪をリフォームしたい」とご連絡をいただいていました。

一つは真珠の指輪。過去のリフォーム事例をご覧になり、ボリューム感のあるデザインに惹かれていたとのことでした。

ご来店当日はいくつかのサンプルを実際にご試着いただき、両サイドが二股に分かれ、メレダイヤが添えられた、存在感のあるプラチナリングをお選びいただきました。

真珠の柔らかな輝きが、しっかりとしたデザインの中で引き立つ一本です。

もう一つはオパールの指輪。拝見すると確かにオパールではありましたが、サイズや品質を踏まえると、費用をかけてのリフォームは慎重に考えた方がよい状態でした。

その点を正直にお伝えしつつ、「大切な方の形見であれば、価値は金額だけではない」という考えもあわせてお話ししました。

無理にすすめるのではなく、メリットもデメリットも共有したうえで、最終的な判断はお客様に委ねる。

そんな対話の時間を経て、今回は真珠の指輪のみをリフォームすることになりました。

想いと向き合いながら選ばれたその決断もまた、ひとつの大切なリフォームだと感じています。



詳細は以下からご覧いただけます

亡き母の想いを受け継ぐ、真珠の指輪リフォームと正直なご提案

ショート動画でリフォームのビフォーアフターをご覧いただくことが可能です

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越野泰明
専門家

越野泰明(ジュエリーデザイナー)

相談できる「宝石屋さん」-箕面のちいさな宝石屋-

アットホームなお店を意識し、出来るだけ敷居が高いというイメージを下げて、そして来店したお客さんの声にじっと耳を傾けながらお客さんの希望に添えるようジュエリーのリフォームや修理・オーダーメードに対応する

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