スイートテンダイヤモンドのおはなし
ご年配のご夫婦が遺品として大切にされていた0.5カラットのダイヤモンドリングを持ち込まれました。
このリングは、ご主人のお母様から奥様へと受け継がれたもので、ほぼ新品同様の状態でしたが、日常的に使うには指輪としてではなく、もっと身近に感じられるネックレスとしての使用を望まれていました。
当初、私たちはその美しいダイヤモンドをより引き立てるため、シンプルでありながらエレガントな6本爪のデザインを提案しました。
しかし、奥様からは「シンプル過ぎると年齢にそぐわないかもしれない。もっと華やかでボリューム感のあるデザインがいい」という貴重なご意見をいただきました。
このご要望に応えるべく、ダイヤモンドを取り巻くようなデザインや馬蹄形のボリュームあるデザインなど、さまざまなオプションをご提案しました。
最終的に、奥様はダイヤモンドを美しく囲む取り巻きデザインを選ばれ、さらに細部には精緻なミル打ちを施すことで、一層の豪華さと繊細さを加えることになりました。
このリフォームを通じて、ただ単に形を変えるだけではなく、ご家族の大切な記憶や想いを新しい形で生き続けさせることができたと自負しています。
故人の思い出が込められたジュエリーを、さらに長く、そして新たな形で愛用していただけることは、私たちにとっても大きな喜びです。
詳細は以下からご覧いただけます
取り巻きデザインで受け継ぐダイヤモンドの輝き
ショート動画でリフォームのビフォーアフターをご覧いただくことが可能です