セルフメディケーションの時代

参院選が近づいて来たね。

今回は物価高対策が争点になっているみたい。

与党は給付金、野党は減税とか言ってるけど

毎年毎年上がってるのに
どこの政党も踏み込んでないものを
忘れてはないかい？

それは『医療費』だよ。


日本の国民医療費はどんどん上がってなんと50兆円。

世界的に見てもかなりの高額だが
GDP比率で見ると先進国の中でまん中程度らしい。

そこで医師会は
『高くない！』

とか言ってるわけだが
とんでもない話で

日本は国民皆保険というのを考慮に入れると
結局税金で支払うわけだから

国民にとっても国家にとっても
かなりの負担になるのは間違いないわけである。


また単純に考えておかしいと思うのは
医学の進歩は日進月歩とか言っているけど
ならば病気が治るから医療費は減るのではないのか？

毎年毎年病気も病人も医療費も増えているのは
どこかに問題があるのと思うのは私だけではないだろう。


ようするに医療費は下げねばならないのだ。
というか日本の医療システムは改革せねばならないはずだ。

しかしそういった話は政治の側からは一向にあがらない。

やはり医師会など抵抗勢力が強いということと
医療というのが特殊な分野で
一般国民にも分かりにくいということだろう。

ある意味『聖域』になってしまっているのだ。


ではこのまま手放しでいいのか？

内閣府の発表によると
2040年度の医療費の見通しは67兆円とされている。

どんな時代が来るのだろうね。

社会保障費の支払いで生活なんか出来ないんじゃない？


もちろん厚労省も手をこまねいているわけではなくて
2040年問題に向けた総合的な改革案を掲げている。

またセルフケア推進の旗振り役として
『セルフケア・セルフメディケーション推進室』

を新設して力を入れている。

つまり病気はなってから治すものではなく
病気にならないような生き方を意識づけるように
健康づくりの応援を
国がやってくれるということだ。


そう。
時代は『セルフメディケーション』へと向かっているのだ！

これは漢方薬局としても喜ばしいことである。

だけど国がいくら力を入れたところで
やるのは国民だからね。

みんなの意識が変わらないと
医療費下げるなんて夢のまた夢だよ。


だいたいみんな病気になっても病院に行きゃいい
なんて甘く考えてるんじゃない？

病気が治らないからこれだけ医療費が膨れてるんだからね。

とにかく普段から健康づくりを意識して
医療費を下げること。

これからの子供たちの負担にならないためにも
我々がやらねばならないのはこれである。

だって消費税1％は2兆円。

医療費が10兆円でも下がれば5％下がるんだよ。

これはやるっきゃないでしょ？


かといって自分でどうすりゃいいのか分からないのも事実。

だけど本来薬局薬店の仕事というのは
セルフメディケーションのお手伝いと思うんだ。

薬売るだけじゃないんだよ。

だからもっと気軽に利用して欲しいな。


病気にならない体づくりに
漢方の知恵は必要不可欠なもの。

これからも少しでも役立てるように
情報発信していくからね。

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