自分をさらけ出すのが怖い人が、素の自分で話せる方法
本音が言えないという
悩みを抱えたあなたへ。
・職場で同僚に馴染めない
・人に頼れない
・人と話す時に緊張する
・頼みごとを断れない
・親友がいない
このように本音が言えずに
悩む人は多くいます。
本音が言えないというのは、
今に始まったことではないと思います。
おそらく、子供の頃や学生時代から
ずっと本音が言えないという人が
多いのではないでしょうか?
長年の癖を変える為には、
トレーニングが必要になってきます。
この記事では、
今まで本音が言えずにいた人が、
根本的に変わる為の方法を
3ステップでご紹介します。
この記事の内容を実践して頂くことで、
本音を言える自分に
変わることができるでしょう。
ぜひ最後まで読んでみてください。
こんにちは。
公認心理師の大城ケンタです。
よろしくお願いします。
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人間関係の悩みは、本音が言えないこと
人間関係のほとんどの悩みは、
本音が言えないことです。
私たちは、本音が言えないことで、
本来の自分らしくいられない為に、
ストレスを感じるのです。
とはいえ、もちろん、
本音と建前があるからこそ、
人間関係を良好に保てる側面もあります。
相手を傷つけたくない、
相手と喧嘩したくない、
そんな思いがあるからこそ、
建前の会話も役立ちます。
ところが、多くの人が、
建前の会話に終始して、
本音を言うことができません。
なぜ、私たちは本音を言うことが
できないのでしょうか?
次項で詳しくご紹介します。
本音が言えない4つの恐怖
本音が言えないには、
必ず理由があります。
それは本音を言うことが「怖い」からです。
「怖い」から、言えないのです。
では、本音が言えない
4つの恐怖をみていきましょう。
【1、相手が怖い】
相手に近づくのが怖い、というケースです。
男の人が怖い。親密になるのが怖い。
自分から壁をつくって
近づいて欲しくないオーラを出す。
幼い頃に、親に近づくと怖い体験を
していることがあります。
・本音を言うと、10倍になって返って来る
・本音を言うと、怒られる
・本音を言うと、相手が不機嫌になる
・相手の言うことを聞くのが当たり前
こういった体験をした人は、
本音が言えなくなります。
【2、嫌われる恐怖】
本音を言うと、嫌われるんじゃないか、
という恐怖を感じてしまう。
・本音を言うと、変な人と思われる
・本音を言うと、バカにされる
・本音を言うと、軽蔑される
・本音を言うと、迷惑を掛ける
・本音を言うと、嫌われる
このような心理によって、
本音が言えなくなります。
【3、失敗する恐怖】
自分の意見を言うことで、
失敗することが怖いというケース。
失敗することで、
やっぱり自分はダメな人間なんだと、
ダメな自分に直面するのが怖いのです。
・自分の意見で仕事で失敗するのが怖い
・失敗して責められるのが怖い
・自分の意見に自信がない
・自分の意見に責任を持つのが嫌
自分に自信がなく、失敗するのが怖い人も
本音が言えなくなります。
【4、見捨てられる恐怖】
嫌われる恐怖が一層強くなると、
見捨てられる恐怖が刺激されるようです。
・本音を言うことで、見捨てられる
・見捨てられて孤独になる
・本音を言うことで、関係が終わる
見捨てられる恐怖は、
「一人になる恐怖」
と言ってもいいかもしれません。
それはまさに絶望と同じです。
だからこそ、本音が言えず、
相手に合わせてしまうのです。
本音が言えるようになる3ステップ
ここからは、
本音が言えるようになる為の
3ステップをご紹介していきます。
本音が言えない人に、
「頑張って本音を言ってください」
とアドバイスしても意味がありません。
今まで本音を言えない人生を
送ってきたからです。
いきなり本音を言うというのは、
相当ハードルが高いのです。
なので、ステップを踏みながら、
徐々に本音が言えるように
進めていくことが必要です。
【ステップ①】本音を言えない自分を許す
そもそもの話ですが、
本音が言えない自分がダメだと
思っていませんか?
まずスタート時点で、
自分をフラットな状態にする必要があります。
それは、
・本音が言えないのは仕方ない
・本音が言えないけど、別にダメではない
このように、
本音が言えない自分を
許してあげましょう。
言えないものは言えない。
それが「今の自分」です。
今の自分を認めて、
受け入れてあげてください。
【ステップ②】自分の本音を知る
次に、本音を言う前に、
そもそも自分の本音(感情)に
気づくことが必要です。
あなたが本音を言えない時、
どんな感情を感じていますか?
<プラスの感情の場合>
・嬉しい
・楽しい
・安心する
・落ち着く
まずは今のあなたの感情を特定します。
そして、どんな風に嬉しいのか?
どういった理由で安心したのか?
そういった背景にある思いを明確にします。
例)
・ランチに誘ってくれて嬉しかった。
・正直に話してくれて嬉しかった。
・連絡をくれて安心した。
・相談に乗ってくれて、気持ちが落ち着いた。など
<マイナスの感情の場合>
・悲しい
・不安
・寂しい
・嫌だ
・怖い
・恥ずかしい
どんな風に悲しいのか?
どういった思いがあって、不安になるのか?
このように感情やそれにまつわる思いを明確にします。
例)
・私と会っている時にゲームばっかりしてると、あまり話ができなし、私に興味がないのかなと思って寂しくなる。
・あまり連絡すると、〇〇君の負担になるかなと思って我慢してるんだけど、それがちょっとしんどくて、普段もう少し連絡を増やしたら負担になるかな?
こんな感じです。
【ステップ③】安心して本音が言える人に話す
本音が言えないのは、
「怖い」からと述べました。
従って、安心して話せる人に
少しずつ話していくのが良いでしょう。
ステップ②で紹介した内容を
身近な人に打ち明けてみましょう。
例えば、
- 職場の話しやすい人
- 習い事など一緒にしている友人
- 学生時代の友人
- 兄弟姉妹
- 恋人、配偶者
- 家族、等々
いきなり、ネガティブな感情を
相手に伝えるのは難しいので、
ポジティブな感情から始めましょう。
【番外編】どうしても本音が言えない時の対処法
どうしても本音が言えない時は、
「口数を増やすこと」を意識しましょう。
その際のポイントは、
心の中のつぶやきを声に出すことです。
例)
・お腹が空いた。
・今日は暑いですね。
・もう少しで仕事が終わりですね。
・あれ、髪型を変えたんですね?
・ちょっと元気ないみたいだけど、何かあった?
こういったことは、
普段心の中で思っていても、
声に出さないことも少なくありません。
それを敢えて、口に出してみましょう。
見えたこと、感じたことを、ただ声に出す。
もし相手に伝えるのに勇気がいるなら、
独り言でも大丈夫です。
とにかく、声に出すことが大事です。
まとめ
本音が言えないあなたでも、
少しずつ本音が言えるようなるための
3ステップをご紹介しました。
何となくイメージは持てましたか?
本音が言えないのは「恐怖心」があるからです。
その恐怖心を乗り越える為に、
以下の順番で取り組んでみてください。
- 本音を話せない自分を認める
- 自分の本音に気づく
- 安心して話せる人に話す
【番外編】口数を増やす
このステップを実践していくことで、
少しずつ本音が言える自分になれることでしょう。
ぜひ1つずつ実践してみて下さい。
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