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人付き合いに疲れる人が、楽に会話できる会話術

大城ケンタ

大城ケンタ

テーマ:コミュニケーション

職場の人間関係や、学校の友達関係など、
人付き合いが疲れることはありませんか?


・何を話していいかわからない
・どう思われてるかが気になる
・みんなの会話の輪に入れず、孤独感を感じる
・自分が変なこと言ってないか気になる
・常に責められてる感じがする


さらに、家に帰っても、
今日あった出来事を振り返って色々考えたり、
疲れがドバっと出て、ぐったり
されているかもしれません。


人付き合い自体も疲れるし、
一人で過ごしていても疲れが取れない。


そんな状態が毎日続くと、
常にストレス状態と言ってもいいでしょう。


もしかしたら、あなたは次のような
自分になりたいと思うかもしれません。


・みんなの輪に入って、自信を持って話したい。
・プライベートでは親友がいて、職場でも楽に過ごしたい。
・安心してスムーズに会話をしたい。


大丈夫です!


人間は変わることができます!


私はカウンセラーとして、
人付き合いが変わり、幸せな暮らしが
できるようになった人たちをサポート
してきましたので、断言できます。


この記事の内容を実践して頂くと、
人付き合いで疲れることなく、
楽しく人付き合いが出来るようになります。


人付き合いは本来、
とても楽しいもので、
自分を幸せにしてくれるものです。


ぜひ最後までゆっくり読み進めて、
一つ一つ実践してみてください。


こんにちは。
公認心理師の大城ケンタです。
よろしくお願いします。

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人付き合いが疲れる9つの理由

まずは人付き合いがつかれる理由を9つご紹介します。

1、本音が言えない


人付き合いで疲れる原因のNo1は
「本音が言えない」ということです。


会話の中で「我慢する」ことが多いのです。


・会議で意見を言えない
・上司に意見を言えない
・飲み会で話せない
・相手の意見に合わせることが多い
・聞き役になることが多い


私たちはみんな喋りたいんです!!
自分を表現したいのです!


そして、自分のことを
わかってもらいたいのです!!


人付き合いで本音が言えないというのは、
「自分をわかってもらえない」ということ。



そしたら、やっぱり寂しくなったり、
孤独感を感じやすくなりますよね。


「人の話を聞くほうが楽」
という人も多いですが、


人と意見が衝突するのが嫌だから
相手の話を聞くほうが楽なのです。


ところが、

自分の好きなことを話している時と、
興味のない話を聞いている時を比べて下さい。


それはやっぱり好きなことを
話している方が楽だし楽しいのです。


興味のない話に相槌を打って、
我慢して聞いているのは疲れますよね。



人付き合いが疲れる人は、
自分の意見や本音を言うことが
最大のポイントとなります。

2、みんなと仲良くしようとしてしまう


人付き合いが疲れる理由として、
みんなと仲良くしようとして
しまうことが挙げられます。


自分にとって大切な人と、
どうでもいい人の区別がつかない。



人によって態度を変えてもいいんです。
嫌いな人を嫌ってもいいんです。


子供の頃の教育で
「お友達とは仲良くしましょう」
と言われた記憶はありませんか?


仲良くするに越したことはないですが、
嫌いな人と仲良くするのは疲れます。


ゴキブリが嫌いなのに、
ゴキブリと仲良くなりたい!
と言っているようなものです。


嫌いな人は嫌い。好きな人は好き。


この見極めが非常に大事になります。
2:6:2の法則というのがあるようです。


・全体の2割は自分のことを好きな人
・全体の6割はどちらでない人
・全体の2割は自分のことを嫌いな人


ということは、どこに行っても、
必ず自分のことを嫌う人がいるのです。


でもそれは仕方ないので、
自分のことを嫌う人とは仲良くしない。


それくらいの意気込みでちょうどいいでしょう。


逆に、自分のことを好きと
言ってくれる人と仲良くすると、
人付き合いで疲れることがなくなります。

3、相手の言葉を真に受ける


例えば、ある人から次のような
言葉を言われたとしましょう。


「服装似合ってないね」
「あなたは身勝手な人ね」
「いつもミスしてるよね」
「いつも準備ができてないよね」


相手の言葉をそのまま
受け取っていませんか?


相手の言葉が「事実」なのか
「主観」なのかをハッキリさせましょう。



「私の服装が似合っていない」
というのは事実ではなく、相手の主観です。


別の人が見たら、
似合ってるという人もいるはずです。


「あなたは身勝手な人ね」という言葉も、
“その人が”あなたを身勝手と思っているだけで、
これも事実ではなく、相手の主観です。


「いつもミスしている」
「いつも準備ができていない」

これも事実ではなく主観です。


「いつも」って、本当にいつもですか?


ミスしない時もあるし、
ちゃんと準備ができている時もあるでしょう。


相手の言葉は、
事実を言っている訳ではないので、
「あなたはそう思っているのね」と
理解したほうがいいのです。


相手との境界線を意識しましょう。


そして相手の言葉が「事実」か「主観」かを
区別するよう意識してみてください。

4、相手の心を深読みしすぎる


例えば、次のようなことがあったしましょう。


話している時に、

・相手が自分の目を見ない
・ため息をつかれる
・そっけない返事をされる
・メールやLINEの返事が返ってこない
・相手が笑っていない


こんな時、

「相手は自分のことを嫌っているんじゃないか」
「自分に対して、怒ってるんじゃないか」



と相手の心を深読みしていませんか?


でもそれって
「どれだけ考えてもわからないこと」です。


答えは相手に聞かないとわからないこと。
いくら想像しても答えは出てこないのです。


悩む必要がないことで悩むと疲れます。


考えても仕方ないことは考えずに、
自分のことに集中しましょう。

5、ネガティブに解釈して自分を責める


あなたは、次のようなことを
言われたらどうでしょうか。


「なんで、それをしたの?」
「なんで、やってないの?」
「上司に許可をもらってから、やった?」


何だか自分が責められているような、
自分が悪いことをしているように
受け取ってしまうことはありませんか?


上の言葉は、事実を確認しているだけです。
別に責められているわけではありません。


何かあると「自分が悪い」と
考えてしまうと、人付き合いが疲れます。



自分の行動で不利益が生じているなら、


「自分の行動に問、があるだけで
自分の人格が否定されてる訳ではない」



と理解しましょう。

6、自分のコンプレックスが気になる


・学歴がない
・年収が低い
・背が低い
・体形が太っている
・肌が荒れている
・髪が薄い


何のとりえもない自分には価値がない
ありのままの自分では価値がない
そんな風に思っていませんか?

でも、無いもは無い。


容姿もファッションやメイクなど、
ある程度は変えれるけど、
変えられないものは変えられない。


背が高い、低いなんて
自分ではどうにもできない。


変えられないことで、自分を責めたり、
落ち込んでも仕方がないので、いっそのこと、
それを認めて諦めることも必要かもしれません。


自分の欠点を認めるのは
とても辛いかもしれませんが、


認めてしまうことで、今よりもっと
楽に生きることができるようになります。

7、好かれようとして愛想笑いをしてしまう


人に好かれたくて、嫌われたくなくて、
愛想笑いをしてしまうことがあります。


しかし、これを頻繫にやってしまうと、
普通に話している時でさえ、
無意識に愛想笑いやをしてしまいます。


愛想笑いをすると、
心と体が不一致の状態なので、
心が落ち着かないんですよね。



思い切って、
不愛想に振る舞うくらいが
ちょうどいいかもしれません。


無理に笑わない方が、
心が落ち着きます。



愛想笑いは無意識の癖なので、
意識的に「愛想笑いをしないぞ!」と
決めて振る舞うことが役立ちます。

8、何を話していいかわからない


人付き合いの会話において、
「会話が止まって、沈黙に耐えられない」
という人がいます。


「相手を楽しませないといけない」
「場を盛り上げないといけない」



そうなると、人付き合いが疲れます。


何かを話さないといけない訳ではないので、
話すことがなければ話さなくていいのです。


ただ、そういう時って、
自分がどう思われてるかが気になって、
相手に興味が向いていないので、
相手に興味を持つことを意識すると良いでしょう。

9、「~でないといけない」という思い込み


人は無意識のうちに、
いろいろな思い込みを持っています。


・仕事で接客するときは、笑顔でいないといけない

・自分から元気よく挨拶しないといけない

・目上の人には敬語で話さないといけない

・人の話はちゃんと聞かないといけない

・人と話すときは目を見て話さないといけない

・会話が途切れずスムーズに話せないといけない


本来、もっとリラックスして、
気楽に、自由に、人と話をしてもいいのです。


アメリカ人は仕事中、接客中でも自然体。
人と人が対等です。


店員とお客。親と子。年上と年下。
そういう上下関係が日本より対等。


日本人はとても堅苦しくて、まじめ。


いい意味で、アメリカ人の
コミュニケーションを見習いたいものです。

人付き合いが楽になる4つのコツ

人付き合いが楽になる4つのコツをご紹介します。

①「役割が違うだけ」と認識する


人付き合いで疲れるのは、
他人に圧倒されているからです。

何となく、こんなイメージがあるかもしれません。

・他人の方が自分より偉い。
・他人の方が自分より価値がある。
・他人の方が自分より存在が大きい感じがする。
・他人の方が力関係が強い。
・自分の方が劣っている。
・自分は大したことない。



所詮、他人も自分と同じ人間。


偉そうにしている社長でも、俳優でも、
アイドルでも、政治家も、大リーガーも、
どんなに有名で、どんなにお金を稼いでいようと、


同じようにご飯を食べて、お風呂に入って、
排泄をして、パジャマを着て寝てるんですよ。


みんな同じように生活しているんです!


社長が偉くて社員が劣っている訳じゃなくて、
単純に役割が違うだけのこと。


アイドルが偉くて、
マネージャーが劣ってる訳じゃない。


音楽バンドで言うなら、ボーカルが偉くて、
ギターやベースが劣ってる訳じゃない。


それぞれの持ち場があって、
役割が違うだけ。どの役割も大切なんです。


だから、自分が劣っているなんて
思わなくていいんですよ!

②事実だけを見る


人付き合いが疲れるのは、
あれこれ考えすぎるから。


それは人と実際に会っている時も
あれこれ考えすぎるし、
家に帰ってもあれこれ考える。


妄想しすぎなんです!


だから冷静になって事実ベースで
物事を考えることが大事。


考えても仕方がないことで悩んでいないか?
相手の心を深読みしすぎていませんか?
何もかも自分が悪いと思っていませんか?


<ケース1>

【相手がため息をついた】


「相手がため息をついただけ」それが事実。
それ以上は考えないことが大事。


百歩譲って、相手が不機嫌だったとしましょう。
相手が不機嫌なのは、自分とは関係ない。
勝手に不機嫌になってるだけ。


もし気になるなら、
「どうしたの?何か気に障ることした?」
と事実を確認することです。


事実を確認しないで、
あれこれ考えても仕方ないことです。


「相手に事実を確認する」


これもとても大事になります。

<ケース2>

【LINEの返事が遅い】

LINEの返事が遅い時、
自分が嫌われていると
考えてしまうかもしれません。


返事が遅いのは事実。
でも「嫌われている」というのは事実じゃない。


それ以外の理由が
あるかもしれません。


例えば、

・仕事が忙しい
・突発的な用事が入った
・疲れて寝てしまった
・返事の内容を吟味している


どうしても気になるのであれば、
気になっていることを相手に確認しましょう。

<ケース3>

【変なことを言って、嫌われてないかが気になる】


こんな時も、事実を確認しましょう。


「さっき私はあんなことを言って、
あなたに嫌われてないか、
とても気になるんだけど、大丈夫?」


と相手に事実を確認してみる。


「あなたのことを全然嫌ってないよ」
と相手が言ったのなら、それが事実。


それ以上でもそれ以下でもない。


「嫌ってないって言ったけど、
それは社交辞令じゃないか?」とか、
それ以上妄想しない。

③自分を全否定せず、部分否定にする


もし仕事で失敗して
他人に迷惑が掛かった時は、
失敗したことについては反省して、
お詫びをする。


そして次に同じ失敗を
しないように対策を考える。


ところが、何度か失敗が続くと、
「お前はダメだ」「お前は使えない奴だ」
と言われることがあるかもしれません。


そんな時は、自分を責めてしまうかもしれません。


自分を責めてしまうときは、
自分を全否定せず、部分否定にしよう。


「失敗したことは事実だ。それによって相手に迷惑をかけてしまったことも事実。自分の責任だ。その失敗に関しては自分の行動が悪かった。でも、自分の人格や自分の存在自体がダメな訳じゃない」



「行動」が問題なだけで、
あなたの「存在自体」がダメな訳じゃない。

④人を見極めること


人付き合いが疲れるのは、
好きじゃない人と一緒にいるからです。



好きな人と一緒に居て、
安心して何でも話せたとしたら、
疲れるでしょうか?


次のような人と一緒に居ると
人付き合いの疲れは、かなり減ります。

・自分が好きな人
・自分が興味のある人
・自分にとって大切な人
・安心して過ごせる人
・自分のことを否定しない人
・自分に興味をもってくれる人
・本音で話せる人
・気の合う人


自分にとって、
“どうでもいい人”からは、
できるだけ離れましょう!


そして、
自分にとって大切な人との
時間を増やしましょう!



では、自分にとってどうでもいい人と
どのように関わったらいいか?

それは、

淡々と話すこと。


苦手な人と頑張って話す必要はないので、
気持ちの交流というよりは、
情報の交換をすればいいのです。

人付き合いに疲れない会話術

人付き合いが疲れない会話術についてご紹介します。

何を質問してもいい


何を話したらいいか分からないという時、
自分の話をするより、
相手に質問すればいいのです。


何も恐れることはないのです。


もし相手が答えたくなかったら、
答えたくないでいいのです。


誰でも答えたくないこともあるでしょう。


「相手が答えたくない」=「自分が嫌われている」
という訳ではない。


単純に答えたくないだけです。


相手が答えたくなかったら、
別のことを質問すばいいのです。


こんなこと聞いてもいいかな?
なんて遠慮することはないのです。


頭に思い浮かんだこと、話したいこと、
聞いてみたいこと等、自由に質問してみましょう。

オウム返し


カウンセリングの代表的なテクニックの一つに
「オウム返し」というテクニックがあります。

相手の言葉を、そののまま繰り返すのです。

<会話1>

相手「昨日は職場の飲み会だったんだ」
自分「そうなんだ。職場の飲み会だったんだね」

<会話2>

相手「昨日飲みすぎて、疲れたわ」
自分「飲みすぎたんですね。」


オウム返しをすることで、
相手が話しやすくなる効果があります。


自分の話を聞いてくれている、
自分に興味を持ってくれている
というように認識するからです。


相手の言葉を1から10まですべてを
オウム返しすると、変な感じになるので、
一部をオウム返しすると自然な会話が
しやすくなります。

沈黙を恐れない


沈黙が耐えられない、
苦手という方もいると思います。


何か話さないといけないけど、
話す話題が見つからない、
という経験があるかもしれません。


別に相手を楽しませなくてもいいんです。


もしどうしても沈黙に耐えられないなら、
それを正直に話したらいいのです。


「今、沈黙が続いていて、なんとなく落ち着かないんだよね。何か喋らないといけないって思ってしまうんだよね」と正直に言えばいいのです。

「あなたはどう?沈黙は別に平気?」


こんなふうに質問するといいです。

会話を続ける為の質問


質問には大きく分けて2つあります。

1、状況に関する質問
2、相手自身に関する質問


<状況に関する質問>


相手「昨日は職場の飲み会だったんだ」
自分「昨日、職場の飲み会だったんだね」

次に何を質問するか?


状況に関する質問は
「いつ、どこで、誰が、誰と、何を、どうやって」


このようなことを確認すると、
状況が明確になります。

「どこのお店に行ったの?」
「飲み会はよくあるの?」
「誰が参加したの??」
「何時まで飲んでたの?」


こんな感じです。

<相手自身に関する質問>

一方、相手自身に関する質問は、

状況に対して、その人が、
「どう感じたか、どういう気持ちだったか、
どのように行動したか」です。

「で、あなたはその状況についてどう思ったの?」
「で、あなたはその状況についてどう感じたの?」
「で、あなたはその状況でどんな風に行動したの?どんな風に対応したの?」
「なぜそう感じたの?」
「あなたはどうしたかったの?」
「あなたは相手にどうして欲しかったの?」



このような質問は、
相手自身を知ろうとする質問です。


何を質問していいか分からない時は、
「状況に関する質問」「相手自身に関する質問」
この2つを意識してみると会話が途切れず
会話が楽しい時間に変わることでしょう。

周囲から孤立する時の対処法


・友達との会話に入れない
・職場で孤立する
・飲み会で話の輪に入れない


こんな時、ありますよね。

そもそもですが、

本当に友達の輪に入りたいですか?
職場の人たちと楽しく話したいですか?


よく考えると、

「友達の輪に別に入りたくない」
「職場の人たちと楽しく話したいと思わない」

ということはよくあります。


もし答えがNOなら、別に無理して
会話に入る必要はないと思います。


「別に一人でいてもいい」と認めましょう。

まとめ

この記事で書いたことをまとめます。

自分にとって大切な人と、そうでない人を見極めよう

妄想しすぎず、事実が何かを冷静に考えよう

自分を責めすぎず、自分を受け入れましょう

他人に圧倒されないように、他人のイメージを小さくしよう

何を話したらいいかわからない時は、相手に興味を持とう。

相手の話が自分の頭の中でイメージできるまで質問してみる


人付き合いが疲れる人は、
上記のことを意識してみてください。


あなたの人間関係が今より
楽しいものになることを願っています。


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