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愛想笑いをやめる、自然なコミュニケーションの仕方

大城ケンタ

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テーマ:コミュニケーション

愛想笑いで疲れていませんか?

・興味のない話を笑顔で聞いてしまう
・帰宅してからどっと疲れて、虚無感に陥る
・グループの輪に入れない
・本音で語り合える仲間がいない
・どうやって人と関わったらいいか分からない


このようなお悩みの方に、
「愛想笑いをやめる5つの方法」と、
「自然なコミュニケーションの仕方」を
ご紹介します。


人付き合いが苦手なあなたも、
この記事の内容を実践して頂くことで、
愛想笑いせず、無理なく自然体の自分で、
人とコミュニケーションができるようになるでしょう。


こんにちは。
公認心理師の大城ケンタです。
よろしくお願いします。

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愛想笑いによる4つの苦しみ

愛想笑いをしてしまう人の苦しみを
4つに分けてご紹介します。

①演じている自分に疲れる


楽しくないのに笑顔を作ったり、
面白くないのに声を出して笑ったり。


興味のない話や知りたくもない話に、
興味のあるフリを続けて、
自分を偽って人と接していると、
当然疲れることでしょう。


「興味のない話を聞く」


これほど苦痛なことはないんじゃないか!
と思うくらいです。


人に合わせることに疲れるのは、


「自然体の自分じゃない」
「我慢し続けている」



だから、もの凄く疲れるのです。

②家に帰ると、ぐったり虚無感に陥る


人付き合いで無理して頑張った分、
家に帰ると緊張の糸がプツンと切れて、
どっと疲れたり、虚無感に陥ることがあります。


学校や仕事で気を遣って愛想笑いをしていると、
家に帰ったら疲れて何もできなず、
すぐに寝てしまう。



ということもあるでしょう。


人付き合いだけでなく、
余暇の時間も楽しく過ごすことができないのは、
愛想笑いによる二次的問題と言えます。

③グループの輪に入れず、会話が楽しくない


興味のない話に笑顔で相槌を
打っているだけだと、グループの中に居ても、
その場に居るだけになってしまう。


すると、会話が楽しくないし、
グループに馴染めないから、
「早く帰りたい」と思ってしまいます。


ところが、
自分だけ仲間外れになるのは嫌だから、
我慢してその場に居ることを選択してしまう。


ランチや飲み会、休憩時間など、
数人で集まる機会がよくある環境なら、
グループで集まる時間が
苦痛で仕方ないことでしょう。


そうすると、人と関わることが嫌になってきます。

④本音で語り合える友達がいない


愛想笑いによって、
本音でぶつかり合える友達が
いないことは、大きな弊害の一つ。


どんな人でも、
「自分のことをわかってもらいたい」
という基本的な欲求があるのです。


自分のことをわかってくれる人が
いないというのは、


ストレスを溜め込んで、
吐き出せてないない状態です。



人生において、本音で話せること、
そして、一緒に笑い合える仲間がいることは、
幸せに生きる為に必要不可欠なことと言えます。


では、なぜ愛想笑いを
してしまうのでしょうか。


愛想笑いをしてしまう
心理的メカニズムをご紹介します。

愛想笑いをしてしまう心理


愛想笑いって、おそらく無意識に
行なってしまうものではないでしょうか?


自分ではなかなかコントロール
しにくいものですよね。


では、無意識の領域で
何が起こっているのか?


それは、
愛想笑いをしたほうが
メリットがあるからです。



「えっ、こんなに困っているのに!?」


と思われるかもしれませんが、
よくよく考えてみてください。


例えば、こんなことがあるかもしれません。


「笑顔がいいね」と言われたことがある

「不愛想な人」「怒ってる人」と思われたくない

あの人みたいに、不機嫌な人にはなりたくない

仕事で「笑顔で接しなさい」と言われたことがある

「笑顔は良いこと」「不機嫌な顔はダメなこと」と思っている



これらを総合すると、
笑顔でいると、相手に受け入れられる
と無意識は理解しているのです。


逆に言うと、

・真面目な顔
・怒った顔
・嫌な顔
・普通の顔


このような顔だと
相手に受け入れられない
と思っているかもしれません。


従って、
愛想笑いしているほうが
メリットがあるんです!


「いやいや、そんなこと言っても、
愛想笑いすることが、もう本当に疲れるんです!」

「いい加減、やめたいです!」


という方の為に、どのようにしたら、
愛想笑いをやめれるかをご紹介します。

愛想笑いをやめる5ステップ


愛想笑いをやめるには、
まず「イメージを変えること」です。


その後
「行動を変えること」
をしていきます。


では、5つ方法について
順番にご紹介します。

①モデリング


モデリングとは、
お手本となる人を真似ることです。


まずはモデルとなる人を探しましょう。

【質問】
「あなたが憧れる人は誰ですか?」

「愛想笑いしてなくて、自然体で落ち着いていて、堂々と自信を持って振る舞っている人は誰ですか?」


現在の人間関係でもいいですし、
過去の人間関係でも大丈夫です。


どなたかパッと顔が思い浮かびましたか?


ここでは便宜上、
その人をAさんとしましょう。


Aさんの表情、服装、姿勢、話し方、声のトーン、
視線、しぐさ、雰囲気などは、どんな感じですか?
イメージできましたか?

②服装を変える


次に「服装」を変えてみましょう。
Aさんのイメージに近い服装に変えて、
形から真似てみましょう。


服装を変えることで、
気持ちも変わるし、
その人のイメージに近づきます。


よく子供が、戦隊もので、
○○レンジャーのベルトを巻いたり、
小道具を持って、戦隊ヒーローに
なりきってますよね?


あの感じです^^


なんなら、服装だけなく、靴やカバン、ペンなど、
身の回りの物も変えてみるのもいいでしょう。

③リハーサル


服装や身の回りの物を変えたら、
次はリハーサルです。


リハーサルとは、本番前に行う予行演習です。


普段あなたが愛想笑いをしてしまう場面で、
Aさんならどのように振る舞うでしょうか?


イメージしてみましょう。


イメージトレーニングが終わったら、
今度は一人でリハーサルです。


本番を想定して、Aさんになりきって、
Aさんの表情、服装、姿勢、話し方、
声のトーン、視線、しぐさ、雰囲気などを
真似てみてください。


部屋で一人で、実際の場面を想定して、
声に出して会話をしたり、
動作を行ってくださいね。

④感情と行動を一致させる


リハーサルまで終わったら、次は本番です。
あなたはAさんになりきっています。


別に笑いたくないシチュエーションだったり、
おもしろくない話題の時、
あなたはどんな気持ちですか?


「おもしろくないなぁ」
「退屈だな」
「嫌だな」



等々、あるでしょう。


その気持ちにふさわしい
表情がありますよね?


・おもしろくない時の表情
・退屈な時の表情
・嫌だなと感じる時の表情


気持ちと表情を一致させるように努めましょう。


気持ち=表情


そのとき、周囲の人に

「今日は表情が暗いけど、どうしたの?」
「つまらない?怒ってる?」


などと聞かれるかもしれません。


その時は、テキトーに受け流してもいいし、
言いたいことがあれば言ってもいいでしょう。


少なくとも、気持ちと表情だけは
一致させておきましょう。


面白くないのに、
笑顔でいる必要は全くありません。

⑤話の合わない人から離れる


そもそもの話になりますが、
「話の合わない人」や「居心地の悪い人」とは、
極力関わらないこと。



逆に、

「この人は話しやすい」
「居心地がいい」
「あまり気を遣わなくていい」


こういう人と関わること。


これが結構、大事なんです。


自分のことを認めてくれる人と関わるのだから、
別に愛想笑いしなくてもOKなんですよね。


話の合わない人や、
おもしろくない場面からは、
極力離れましょう。


これをするだけでも、
精神的にかなり楽になりますよ。

愛想笑いをやめて相手と打ち解けるコミュニケーション


愛想笑いしてしまう人の悩みとして、
愛想笑いをやめたいということに加えて、


そもそも、

どうやってコミュニケーションを
とったらいいのか分からない
というお悩みもあるかもしれません。


そんな方の為に、愛想笑いをやめて、
相手と打ち解けられるコミュニケーションの
方法をご紹介します。


コミュニケーションは大きく分けると、
「聞く」か「話す」かの2つです。



愛想笑いしてしまう人は、
多くの場合、聞き役になっています。


典型的な割合で言うと
【話す:聞く=3:7】


このくらいの割合に
なっていることが多いです。


聞き役にならずに
自分の話す量を増やす。



これを意識してみてください。


自分の話を増やして
自分の意見を言うことで
自分に自信が持てるようになります。


又、会話のキャッチボールが出来て、
会話が楽しいものに変わります。


ただし、最後にもう一つ
大事なことをお伝えします。


それは、

無理に会話をしなくてもいい

ということです。


特に話すことがない、
質問することがないなら、
無理に話さなくてもいいのです。


そのほうが自然でしょ?


無理に会話をしようとすると
不自然だし、それこそ疲れます。



話したければ話す、話したくなければ話さない。
そのくらいの軽い感じのほうがいいのです。

愛想笑いをやめることで得られる4つのこと


ここまで愛想笑いをやめる方法
についてご紹介してきました。


が、ここでは、愛想笑いをやめることで、
どれだけ人生が変わるかをお伝えします。

①自然体でいられる


仕事の話をしている時は
普通に会話をする。


別に興味のない話を
笑顔で盛り上げることもない。


話をしていて
本当に楽しい時は笑顔で笑える。


それが自然体。

無理しない。ありのままの自分。
本当の自分で生きられるのです。

②ストレスが減って、やりたいことが見つかる


余計なストレスが減るので、
勉強や仕事に集中できるようになります。


人間関係以外のことに
目を向けられるようになるので、
やりたいことが見つかりやすくなります。


興味のあることにチャレンジしてみようと
意欲的になったりします。

③感性が高まり、感動することが増える


ストレスがあると、
些細なことが楽しめなくなります。


逆に言うと、

人間関係のストレスが減ることで、
小さな幸せを感じることが
できるようになります。


例えば

美味しいものを食べて美味しいと感じる
オシャレな食器を使うことが楽しくなる


ストレスで疲れてる時は、
何を食べても味気ないし、
食器に興味が沸かないものです。


ストレスが減ると、
それまで曇って見えていたものが、
輝いて見えるようになる。


同じものを見ていても、
全く別世界となるでしょう。

④楽しみを分かち合う仲間ができる


「誰も私をわかってくれない」という思いが、
「自分には味方がいる」と思えるようなる。


これって本当に大きなことです。


「世界に味方がいない」という状態から
「自分には味方がいる」と思える状態に変わる。


これは例えるなら、
全く英語が話せないのに
一人でアメリカに留学するようなもの。


でも、英語が話せる仲良しの友達と
一緒に行くとどれだけ心強いことか。


味方がいるというのは、
それくらい心強いことなのです。

まとめ


この記事では、
愛想笑いをやめる方法を
ご紹介してきました。


楽しい時は笑う。
楽しくない時は笑わない。



それが自然体。


愛想笑いをしたほうがいいのかどうかと
考えることがあるかもしれませんが、
どんな時も自然体でいたいものです。


それが自分らしく生きるということ。


ぜひこの記事の内容を参考に、
あなたが自然体で振る舞えることを
願っています。


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