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青木巧プロのご紹介
立場の違いから生じる誤解を取り除き、「5S」活動を徹底すれば製造現場はもっと良くなる(3/3)
「5S」は製造現場の土台。土台が固まればトラブルは自然と消滅していく
大手飲料メーカーの社員時代に、新規施設の立ち上げに携わったことと並んで、青木さんが貴重な経験として糧にしていることがあります。それは、ある「どん底の工場」が、企業内トップクラスへと変貌を遂げる一部始終を目の当たりにしたことです。
「設備も古く環境も劣悪で、工員もまた旧態依然としており、稼働率も利益率もコストも最低で、さらに製品のクレームや労災多発のお荷物工場でした。それを劇的に変えたのが『5S』だったんです」
青木さんは、「整理・整頓・清掃・清潔・しつけ」の五つの頭文字からなる「5S」が、「製造現場の基盤を確固とするもの」だと提言します。
「家に例えれば、シロアリに土台を食われたら傾きますよね。現場では、次々と発生する目先の問題から手を付けがちですが、土台を先に固めてしまえば、問題の根源が消えるので、トラブルは自然消滅していきます。遠回りに見えても、5Sの徹底を優先した方が結果的には近道なんです」
ムリやムダ、ムラをなくして業務の質や効率を上げる5Sの重要性を訴えつつも、活動に徹することは「言うは易く行うは難し」であることも理解しています。
「実際に『1回試みたけど挫折した』という声はよく耳にします。原因は難しいと言うより、やり方を知らないことによるんですね。それと、遂行するというトップの方の意気込みが大事です。気持ちが折れずに続けられる方法がちゃんとあり、まさに自分が体験しましたので、セミナーなどを通じてお伝えできればと思います」
(取材年月:2023年8月)
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