なぜか「黒」ばかりを選んでしまう

馬上久恵

馬上久恵

テーマ:カラーコミュニケーション

こんにちは。
心を奏でる色のコンダクター馬上久恵です。

日常生活の中で無意識に見ているさまざまな色。
自分でも気がつかないうちに、なぜか同じ色が
気になったり、ふと気がつくとその色に囲まれていたり・・・

今日は気になる色が「黒」の場合について考えてみたい思います。


誕生日からラッキーカラーを導きだし、
ラッキーカラー+好きな色や、必要な色で
パワーストーンのブレスレットを作るというイベントがありました。

そこでお会いした一人の女性ですが

「先生できました」
ある女性が私のところにブレスレットを持ってきました。

ブレスレットのゴムを結び完成させるのは私がお手伝いをするので、皆さん最後は私のところに見せにきてくれます。


彼女のブレスレットはすべて「黒」のパワーストーンでできていました。


「黒が好き?」と私が訪ねると
「黒は無難だから・・・それに今は黒しか選べません」
と言いました。

黒が絶対にダメだということはありません。

ただ私が気になったのは、「黒しか選べない」と言った時の彼女の表情でした。


そこで私は
「何か我慢したり、頑張りすぎたりしていることはない?」と
聞くと彼女はしばらく黙った後、大粒の涙をこぼしました。


彼女の話では、離婚をし二人の子供を育てながら仕事をしている毎日がとても忙しく
イライラしてしてついつい子供たちにあたってしまう!

子供たちを怒ってしまった後は、自分を責めて落ち込む。
これの繰り返しがとても辛い、ということでした。



黒は重厚感を感じさせたり、高級感などのイメージ、またカッコいい
お洒落のイメージも作りやすく必要な場面では
とても効果を発揮させる色です。


ただ、黒を選ぶ時の心理的な傾向として
●ストレスがたまっている
●不安などを抱えている
●孤独を感じている
などがあげられます。

彼女の場合は、子育てと仕事の両立への不安を誰にも言えず、自分の中で抱え込んでいたことが、黒という色ばかりが気になる原因だったようです。



もちろん、無理やり黒を遠ざける必要もありません。
しかし、今は自分の心にも目を向けてあげましょう。


「頑張っている自分を認めてあげること」
「頑張っている自分を応援してあげること」

そして、少しずつ一人で抱え込んでいた不安やストレスから
心を開放してあげてください。

私はこんなアドバイスをしました。


そして、「ピンク」を身に着けることをおススメしました。

「ピンク」はリラックス効果や女性ホルモンの活性化を促す効果があります。
また、優しい安心感を感じる色。

これは、身に着けている自分だけでなく見ている周囲の人にも同じ効果があります。


まずはエプロンを「ピンク」にして、子供たちに美味しい料理を作ってあげて!

私のアドバイスに彼女は
「さっそくピンクのエプロンを買いにいきます」と笑顔を向けてくれました。


あなたの心が変わる時、あなたを彩る色がかわってきます。

今のあなたに必要な色は何色ですか?





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馬上久恵
専門家

馬上久恵(講師)

Applause of Color(アプローズオブカラー)

生まれ持った肌や髪などの色合いから個々の雰囲気に調和した色を導き出すパーソナルカラー分析と美しい所作をコーチングするマナー指導。2つのアプローチで美しさを総合的にプロデュースしていきます。

馬上久恵プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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