2015年1月に介護福祉士を受験する人は介護技術講習会を受けるより実務者研修を受講した方が得?
こんにちは。
ベストウェイケアアカデミーの馬淵敦士です。
今回のテーマは「経管栄養の基礎知識」です。
人間は生きていく上で、口から食べ物を入れ消化し、栄養分、水分を体に吸収する役割があります。食べることにより、筋肉を付けたり、抵抗力をつけて毎日の活力を保てるように口から物を入れて食べて元気に過ごすのですね。
しかし、病気等により口から入れることが難しくなってしまうとたちまち抵抗力も弱まり他の病気も発症してしまう原因にもなります。
身体に栄養を取り入れなければ、気力の低下や、褥瘡の原因にもなります。
医師の判断にもなりますが、口から食事を食べれない状況の方は医療ケアの下、経管栄養という方法で生活を営まれている方もいます。
では、経管栄養を必要としている方の年齢層はどうでしょうか?
介護保険で言うと、要介護4、5の方のイメージがつく人もいるかもしれません。
しかし、実際は幅広く若年の障がい者の方や神経難病等のお子様も少なくありません。
(備考 神経難病…はっきりとした原因が不明の病気が多い。筋ジストロフィーなど)
また、16疾病にもある末期ガンの方も医療ケアを必要とされている方もいらっしゃいます。
在宅で行う経管栄養も病院内で行う事も技術的には、大きな変わりはありません。
大切なことは、必要としている方が、施設なのか?自宅で必要とされているのか?
命の管理を出来る人はいるのか?をしっかりと把握する必要があります。
生命の管理…家族、医療関係者、その他専門職種のを把握しなければ利用者様の介護を、
どこで、誰がをと把握しなければ正しい支援には繋がらないのですね。
特に在宅の場合は、主介護者は家族であることが多く、「老老介護(介護者が高齢者)」が増えていく中、医療に関する理解力の温度差もある事をしっかりと介護する側も認識しておくべきですね。
支援する側は、ただ単に経管栄養のケアを行うのみに焦点をあてることなく
幅広く観察力を持って支援にあたることが必要ですね。
次回はパート9、接遇についてです。