実務者研修は今受けるべきか否か
こんにちは。ベストウエイケアアカデミーの馬淵敦士です。
皆様、お変わりありませんか?
今回は実務者研修の「メリット、デメリット」について皆さんと一緒に考えていきたいと思います。
なぜ、あえてメリット、デメリットを取り上げたか?と言いますと、どの仕事にも良い面、しんどい面が必ず有ります。それを、無視した形でお勧めする事は少し違うと感じますのでお話したいと思いました。
介護の業界も、違う業界のお仕事につかれている方も、その仕事には必ず歴史があり現在が有ります。
その歴史を少し覗きながら現在の状況とを比べて見るのもいいかと思いました。
昔の介護はお世話をするのが当然のように扱われていました。やり方も対応の仕方も感覚で行ったりして過ごしてきた時もありました。根拠がどこにあり、なぜ、それが必要かもわからないまま介護している時期もあったと聞いています。
今の介護からは想像しにくいですね。
現在は、介護する側の身体も痛めない介護が当たり前になり、根拠のある介護も当たり前になりました。
そして、「質」を問われる介護も課題として取り上げられています。
資格の有無も問われつつ有ります。しかし、現在は無資格でも働ける場所も有るのも事実です。
ではなぜ、「質」が問われるのか?
それは「介護」の需要に伴い、また高齢化社会に向けて社会全体で支えて行くしくみをしっかりと確立させる事が「ブレない」介護の確立を成立させる事になるのだと感じています。
その為にも、介護職を育てる「人材育成」に視点を置いているのだと思います。
資格制度が変わり介護事業所においても、「質を重視」した人材を求め事業所自体の質も高い体制を整えていきたいだと思います。
採用側も、介護保険の算定で介護福祉士実務者研修修了者を採用した方が、減収も免れます。
しかし現状において、有資格者は圧倒的に足りないのが現状です。
有資格者が採用されれば、採用段階で有資格者自身も給料面も良いという利点(メリット)が有ります。
実務者研修の資格があると、3年の実務経験を積めば更に上の、介護福祉士、認定介護福祉士も目指すことはでき、当然ながら昇格となります。大きなメリットですよね。
その上には介護支援専門員(ケアマネジャー)の道も開けます。
「質の高い」人材を育てる上では、通らなけらばならない道=実務者研修期間450時間が有ります。
皆さんには働きながらの時間を作り資格を目指す事が条件となります。
長い=しんどい=デメリットかも知れませんね。
しかし、平成19年の時点では、研修時間は当時600時間を想定していました。
現場職員の意欲を減退させない為にも配慮が必要と判断、450時間と見直しがありました。
研修に負担感を持たせない「配慮」もされています。
こう読んで見ると「質と配慮」をしっかりと取り入れての今が、有るのだと私は感じています。
まだまだ不安なや疑問も沢山あると思います。
お気軽にご相談下さいね。
次回はパート4。
内容は介護福祉士実務者研修の内容についてお話ししていきたいと思います。