お店の色(カラー)を持つことがとても大事
以前に知人よりご紹介頂いて、東京の玉川大学と兵庫県にある芸術文化観光専門職大学の教授とお話しする機会がありました。
どうやら、地域創生や地域へのUターンを促進する為の研究などを行っていらっしゃる様で、
『ぜひ地方で起業をしている人のお話を聞きたい。』
との事で、知人を介して私の事をご紹介して下さった感じです。
そういうお話は大歓迎ですのでお招きして2時間くらい意見交換をさせて頂きました。
まず、私がYUNAMI FACTORYのお店を始めたきっかけや経緯などをお話したあと、以下の意見をお伝えしました。
『個人的にずっと思っているのですが、やはり教育が一番の投資だと思うんです。よく、地方創生の話になると、畜産業、農業、製造業を活性化させて人を呼び込もう、地場産業を促進させよう、みたいな議論になりがちなのですが、長期的な視線で(20~30年の感覚で)地域を活性化させるには、『教育』にもっともっと力を入れるべきなのではないかと思います。』
(私は製造業もやっている立場なので、少し矛盾に聞こえるかもしれないですが、本当の自分の中でのゴールは教育に携わる事なんです。実は)
具体的にはアメリカのボーディングスクールの様な、超天才を育てる英才教育型のプログラム、かつ専門性のある学部を設けた大学などを建てる。という様な。
そう言う思い切った、他の自治体があまりやっていない様な、抜きん出た取り組みをしていけば地域創生が可能になるんじゃないかと。
人口減少の問題も解決され、※関係人口も増えますし、教育レベルが高くなると就職先の選択肢が増え、沖縄の昔からの低所得問題もだいぶ改善されるのではないかと。
(※関係人口とは、移住した「定住人口」でもなく、観光に来た「交流人口」でもない、地域と多様に関わる人々を指す言葉です。)
例えば久米島で言うと、人口減少が顕著です。
毎年100人くらいの人口が減っていっています。
私が幼少の頃は1万人くらいいた人口が、30年ほど経った今、7,000人程度です。
30年で3,000人減っている計算です。
単純計算で20年後にはさらに2,000人減る見込みです。
久米島町としても人口減少に歯止めをかけようと、色々動いているとは思いますが、いまいちピンとくる政策がないのが一町民としての意見です。
ですが、絶対に解決策はあると思っていて、その1つが、久米島に大学もしくは専門学校など専門性が高い学校を建てることだと思っています。
これには教授お二方も大賛成で、
『教育に携わる者として、教育の重要性を再認識出来ました。』
とおっしゃっていました。
学校建設となると一大プロジェクトになり、相当な資金も要します。
今の私の力では絵に描いた餅の様な夢物語に聞こえるかもしれませんが、
将来の構想(ビジョン)として日々のモチベーションにしています。
ぜひやり遂げたい夢の一つです。