お店の色(カラー)を持つことがとても大事
『隠語』とは正式な言葉ではないのですが、その業界や専門家、または特定の仲間内だけで使われる仕立てた言葉の事を言いますが、
例えば、
警察の隠語で『マル暴』とは暴力団に関する事案を取り扱う部署の事。など、その業界に携わる人同士で使われている専門用語ですね。
飲食業界にも隠語があります。
飲食業界の隠語『兄貴』と『弟』
飲食店を経営されていたり、飲食店で働いた事がある方はご存じの単語だと思いますが、
『兄貴』と『弟』は食材の『新しい方』と『古い方』の事を指します。
『兄貴』→『古い食材』
『弟』→『新しい食材』
兄貴が歳が上なので、仕入れてから少し時間の経った古い食材。
弟の方が若いので、仕入れてからあまり時間の経っていない新しい食材。
といった感じです。
飲食店だと、キッチンがお客様から見えたり、声が聞こえる様な位置にある場合、
『古い方の食材持ってきて』
なんてお客様の前で言えないですもんね。。
なのでこういう隠語(専門用語)を使って確認をし合うことがあります。
『新しい食材』、『古い食材』とは厳密には『先に仕入れた食材』、『後に仕入れた食材』のことなので、必ずしも『古い食材』が傷んでいるという意味ではないです。
ちなみに『先入先出』という言葉もありますが、『先に仕入れたものから先に出していく』という、在庫管理の基本的な考え方です。
こちらは飲食店に限らず他の業種にも通じる考え方ですね。
年齢順に『兄貴』が先で『弟』が後に出ていく。
と覚えておくと分かりやすいですね。