「おきなわコークリエーション」初年度を走り抜けて。離島の未来を共創する、次なる一歩へ
11月を迎え、沖縄の風に秋の深まりが感じられる季節となりました。
株式会社おきなわコークリエーションでは、これまでお届けしてきた多良間島や粟国島での関係人口づくり、離島体験プラットフォーム「しまたび」の運営に加え、沖縄経済の根幹に向き合う調査・実証プロジェクトの現場実査を担っております。
現在、行政主導で進められている「宿泊業等を起点とした地域経済循環や、地域貢献の客観的な評価・可視化を検証する調査実証プロジェクト」です。
私たちは県内ネットワークや現場推進力を活かした調査推進パートナーとして、県内宿泊施設や地域企業へのアプローチ・実査業務を中核で担っています。
観光消費を「どれだけ地域へ循環させるか」という構造的課題
沖縄県の来訪者数や消費総額が伸長を続ける一方で、長年指摘され続けてきた構造的な課題があります。
それは、宿泊業などを起点とした消費が地域外へ流出してしまう「域外漏出」の課題です。
食材のみならず、客室のアメニティ、家具、工芸品、制服、清掃や設備管理といったサービス分野に至るまで、宿泊施設が「どれだけ県産品や地域企業のサービスを活用し、地元経済へ還元しているのか」を定量的・体系的に把握する仕組みは、これまで十分に整っていませんでした。
このプロジェクトが目指すのは、宿泊施設間の比較や順位付けを行うことではありません。
各施設が自らの地域貢献度を客観的に確認し、次の一手を考えるための「共通のものさし」を創ること。
そして、真摯に地域調達や地域連携に取り組む宿が来訪者や社会から正当に評価され、選ばれる好循環を生み出すことにあります。
WEB調査は約100件を回収。そして対面ヒアリングが本格始動
本プロジェクトにおいて、私たちおきなわコークリエーションは、沖縄県内の宿泊・地域ネットワークを活かした現場実査を統括しています。
9月から進めてまいりました宿泊施設向けのWEBアンケート調査では、県内各地の宿泊事業者様のご理解とご協力により、目標としていた約100件の回答回収におおむね到達するに至りました。
そして11月に入り、本事業はまさに現場での検証がピークを迎えるフェーズへと突入しています。
データ上の数値だけでは見えてこない、現場のリアルな調達実務や意思決定の背景、県産品導入における障壁(価格・供給量・販路など)を深く把握するため、「直接対面による訪問ヒアリング」を本格的に開始いたしました。
本日までに先行して宿泊施設様2社への訪問調査を実施。11月から12月にかけて、宿泊施設様への訪問調査、および県産品を提供する事業者様への取材を合わせ、計30〜40社への直接訪問を集中的に行ってまいります。
結びに:地域課題に向き合い、現場から「沖縄の未来」を共創する
「測る → 見せる → 選ばれる → 還る」
この循環を実現するためには、机上の空論ではなく、宿泊施設の総支配人や購買担当者、料理長、現場の担当者、そして県産品を支える生産者やサプライヤーの皆様と膝を突き合わせる泥臭い対話が欠かせません。
一過性の企画や集客支援に留まらず、地域経済が自走し、持続可能な発展を遂げるための社会インフラづくりへ。
沖縄の基幹産業がもたらす恩恵が、真に地域へと還り続ける仕組みを目指し、おきなわコークリエーションは今月も県内各地の現場を全力で駆け抜けてまいります。


