Mybestpro Members

菅原崇文プロは琉球放送が厳正なる審査をした登録専門家です

採用難の時代に沖縄企業が見直したい求人票のマーケティング視点

菅原崇文

菅原崇文

テーマ:マーケティング

人手不足は、多くの中小企業にとって大きな経営課題です。

中小企業白書でも、人材確保は重視される課題として扱われています。沖縄でも、観光、飲食、建設、介護、福祉、医療、士業、ITなど、業種を問わず採用に悩む会社は少なくありません。

ただ、採用が難しいからといって、求人票を条件だけで埋めてしまうのはもったいないです。

求人票にもマーケティングの視点が必要です。

今日の結論
求人票は募集条件の一覧ではなく、「この会社で働くと何が変わるのか」を伝える採用ページです。



求人票が条件表になっていないか


応募が来ない求人票には、共通点があります。

仕事内容、給与、勤務時間、休日、勤務地。必要な情報は書いてあります。でも、働くイメージが湧きません。

求職者は条件だけで見ているようで、実際には次のようなことを気にしています。

  • どんな人と働くのか
  • 未経験でも大丈夫なのか
  • 入社後に何を覚えるのか
  • 忙しさや大変さはどの程度か
  • 自分の生活と両立できるか
  • この会社で働く意味があるか


ここが見えないと、応募の前で止まります。

採用でも「顧客理解」が必要


マーケティングでは、顧客理解が大切です。

採用でも同じです。

求人票を書く前に、応募してほしい人を具体的に想像する必要があります。

  1. 経験者が欲しいのか、未経験者を育てるのか
  2. 若手を採りたいのか、子育て後の復職層に向いているのか
  3. 安定を求める人か、成長を求める人か
  4. 接客が好きな人か、裏方で支える人か


相手が変われば、伝える言葉も変わります。

「やる気のある方歓迎」では、誰にも刺さりません。どんな人なら活躍できるのかを、具体的に書く必要があります。

求人票に入れたい5つの情報


条件以外で入れたいのは、次の5つです。

  • 入社後1カ月で覚えること
  • 一日の仕事の流れ
  • 大変なことと、その支え方
  • 向いている人、向いていない人
  • この仕事で身につく力


特に「大変なこと」を書くのは大切です。

良いことだけを書くと、入社後のギャップが大きくなります。大変なことも正直に伝えたうえで、どう支えるかを書く。これが信用につながります。

採用マーケティングは、会社をよく見せることではなく、入社後のミスマッチを減らすことです。

小さな会社ほど、社長の言葉が効く


沖縄の中小企業では、社長や責任者の考え方が職場の雰囲気に直結します。

だからこそ、求人票にも社長の言葉を入れる価値があります。

たとえば、なぜこの仕事をしているのか。どんな人と働きたいのか。未経験者に何を期待しているのか。

きれいな文章でなくても構いません。むしろ、現場の言葉の方が伝わります。

まとめ


採用難の時代に、求人票を条件表のままにしておくのは危険です。

求職者も、お客様と同じように不安を抱えながら情報を見ています。

誰に向けた求人なのか。入社後に何が待っているのか。どんな人が合うのか。大変なことは何か。

これを伝えるだけで、求人票は採用マーケティングの入口になります。

営業も採用も、相手が前向きに意思決定できる体験設計です。

参考情報
中小企業庁「2025年版 中小企業白書」雇用環境・労働移動
中小企業庁「2025年版 中小企業白書」人手不足対応に関する記載

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

菅原崇文
専門家

菅原崇文(営業コンサルタント)

株式会社BLUE LEAF

営業戦略の設計から実行・改善・内製化まで一気通貫で伴走し、机上論ではなく現場で成果につながる営業の仕組みを作ります。課題整理から仮説検証、トークスクリプト設計までも丁寧に支援します。

菅原崇文プロは琉球放送が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

スモールステップで営業力強化を支援するプロ

  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ沖縄
  3. 沖縄のビジネス
  4. 沖縄のビジネスその他
  5. 菅原崇文
  6. コラム一覧
  7. 採用難の時代に沖縄企業が見直したい求人票のマーケティング視点

菅原崇文プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼