墓地の種類と特徴、それぞれのメリットデメリット
お墓選びのポイントはいくつかありますが、最も優先すべきは立地です。
お墓は建てて終わりではなく、お参りして供養するためのものです。自宅から遠すぎず交通の便がよいところを選びましょう。そのほかの条件も、お参りのしやすさという点で検討しましょう。
新しくお墓を建てようと考えたとき寺院や霊園へと気が向きますが、まずやるべきことは家族での話し合いが重要です。
話し合いがまとまってから情報収集を始め、候補地を絞り込みます。墓地の下見をして希望に合えば申し込み手続きをします。
お墓を建てるとき一番大事な「墓地選び」
墓地選びで重要な要素となるのが立地条件です。お墓は建てて終わりではありません。お参りして供養することに意味があるのです。
せっかくお墓を購入したものの、自宅からあまりに遠い場所にあるのではお墓参りが億劫になってしまいます。
また距離的には近くても、山の上で急な坂道や石段を登らなくてはいけないのであれば、若いうちは問題なくても高齢になったときに負担となります。近年では、高齢の方にも利用しやすいバリアフリー仕様の墓地も増えつつあります。
自宅から墓地までのアクセスも忘れてはいけないポイントです。車で便利だったとしても、高齢になると運転ができなくなることもあります。電車やバスでも行きやすい墓地を考えましょう。
その際は運行時間も忘れずに確認を。便があったとしても、一日に数本では実際にお墓参りに行くには不便となるでしょう。
墓地選びの流れ
墓地を探し始める前にも準備をしておくべきことがあります。墓地選びは流れに沿って慎重に進めましょう。
1)家族と相談
自分だけで決めてしまうのはおすすめできません。
継承の問題もあるので、よく家族と話し合った上でお墓探しをしましょう。
2)情報収集
墓地の情報を集めます。遠方の場合はインターネットが便利ですが、近くの墓地ならば地元の新聞やタウン誌、石材店などが役立ちます。
3)墓地の絞り込み
立地や費用、申し込みの条件、設備などを検討して絞り込みます。
4)墓地の見学
いきなり訪問しても、入れ違いで販売が終了していることもあるので無駄足を踏むかもしれません。まずは電話で問い合わせ予約をしましょう。
5)申し込み・契約手続き
以上の手続きを踏んだうえで申し込み手続きを行いましょう。
元気なうちから情報収集を
お墓は誰かが亡くなってから現実問題として向き合うことが多く、普段から情報収集しているという人は少ないのではないでしょうか。
しかし、将来的に新たにお墓を建てなければならない人は、元気なうちから公営墓地の募集状況やどのような民営墓地があるなど、日ごろから気をつけておくのが良いでしょう。
情報収集先としては、公営墓地ならば自治体のホームページや広報誌、役場の担当窓口などがあります。
民営墓地や寺院墓地ならばインターネット、広告や新聞、雑誌のほか石材店でも情報を持っています。気になる墓地を見つけたらいくつか資料を取り寄せ、見学会などに参加してみましょう。