「何でもやる、何でもできる工務店」！住宅建築のプロ（1/3）

「何でもやる、何でもできる」がモットー。愛希工務店の松島愛希さん

　「小さいことでも建物に関することで気がかりなことは何でもご相談して頂きたいのです。些細なことでも、気が付くと大変なことになっているかも、というのが建物です」と話すのは、北中城村安谷屋にある「愛希工務店」の松島愛希さんです。

　1991年東京生まれの松島さんは、山梨県を経て小学校6年生のとき、ルーツである沖縄に戻ります。中学高校は普天間や北中城村で過ごしますが、高校時代の出来事が建築の道に進むきっかけになりました。

　「中学の頃に体調を崩しまして、高校は療養をしつつ定時制に通っていました。ある日『小屋を建てる』という課外授業があったんです。それがとにかく楽しくて、建築への興味と同時に『現場っていいな！』という思いが湧き、将来は建築の仕事をしようと決めました」

　お父様やご親戚が建築関係の仕事だったこともあり、建築が身近だったとも松島さんは言います。高校卒業後、まず空調関係の仕事に従事、その後、建物に関するあらゆることを学びたいという思いもあり、友人の紹介で土木建築の会社に入ります。

　そこでは道路建設、塗装、鳶、内装、型枠などありとあらゆる仕事に携わり、21歳の頃には現場管理の仕事も任されるようになりました。25歳で事実上の独立を果たした松島さん、この経験が愛希工務店の「原点」であり最大の強みになっていると言います。

＜次ページへ続く＞

【次ページ】工程ごとに職人が変わるとお客様の負担が増えてしまう。これを何とかしたかった

次のページへ