「この歯が失くなると私、生きていけません」

皆さん、こんにちは!いかがお過ごしですか?
津谷歯科医院 院長の津谷 良です。
前回の「入れ歯を就寝時の外すのが良いか」の話の続きです。
総入れ歯に関しては粘膜保護ためには就寝時は外すことをお勧めします。
しかし顎の関節などの問題で入れ歯を外すことで痛みが出たり、
入れ歯を外すことで不安定になり良く寝られない場合などは入れることを勧めます。
部分入れ歯の場合難しいのですがは基本的に就寝時は外してもらいます。
患者さんの歯の残存状態によっても対応は違います。
入れ歯を外した場合、上下の歯が口を閉じてもかみ合わない場合、
例えば上の歯は歯が無く無歯顎、下は前の歯一本だけ残っているケースでは、
口を閉じると残った下の前歯が上の歯ぐきを傷つけることもあるため、
入れ歯を入れてお休みいただいています。
患者さんによく話すのですが、入れ歯を外すのは日中差しさわりの無い時間を見つけて、
このようなケースでは1時間でも入れ歯を外す時をもって下さい。
入れ歯をお使いの方はお分かりでしょうが、入れ歯を外した後入れ直すと、
約5分ほどおかしい感覚になりますが、それは歯ぐきが圧力から解放された証です。
部分入れ歯の場合はその入れ歯を長持ちさせるには残ったご自分の歯の存在が大切です。
毎日の入れ歯の手入れと同様に、ご自分の歯のケアを怠らずに進めて下さい。
皆さんに良い入れ歯生活をお勧めします。
入れ歯のご相談は当医院までよろしくお願いします。



