生活の質(QOL)改善には口腔ケアは欠かせません
皆さん、明けましておめでとうございます。
津谷歯科医院 院長の津谷 良です。
昨年は大変お世話になりました。
本年もよろしくお願い申し上げます。
さて皆さんはどのような歯ブラシをお使いですか?
ブラッシングの目的はむし歯予防と歯周病予防につきます。
そのため口腔内細菌の集合体である歯垢をいかに除去するかという事を考えなければなりません。
しかし口腔内の歯の形態は複雑で、力を入れてゴシゴシだけでは歯垢除去は難しいようです。
やはりブラッシングによる効果的な歯垢除去を考えると、
手動より電動ブラシの方が、特に音波ブラシが効果が高いと思います。
毎日使用するものなので、重量が軽く、持ちやすく、歯ブラシヘッドの大きさがコンパクトで、
奥歯の後ろの面をクルっと回して使いやすい形態のブラシが良いでしょう。
特に部分入れ歯の引っ掛けになっている歯の周りは汚れがたまりやすく、
むし歯や歯周病の炎症が起こりやすい好発部位ですので、
部分入れ歯をお使いの中高年の方にも電動ブラシは効果的です。
歯垢除去がスムースに行われると、歯ぐきからの出血が収まり、
歯面に付いた着色も取れやすくなります。
もちろん歯間などのスペースの歯垢除去は歯間ブラシの使用が必須です。
皆さんもそれぞれの口の中の状態にあった電動ブラシを選んでご使用下さい。