認知症の方の入れ歯作りについて 1
皆さん、こんにちは!いかがお過ごしですか?
津谷歯科医院 院長の津谷 良です。
訪問歯科をしていると、外来とは随分患者さんの反応が違う事があります。
それは患者さんんが本当の主訴を言ってくれないことです。
遠慮されて言わないのか、認知症が進んでいるのか?
もちろん忘れてしまうこともあると思います。
例えば「歯が痛い」という連絡が入り、患者さん宅に伺っても、
ご本人は「痛いところはない」の一点張りで埒が明きません。
ご家族に伺うとやっと実態が分かってくるのです。
協力してくれる場合はまだ良いのですが、「早く帰れ」と言われて、
口を開けないとか物を投げられることも経験しました。
こういう方はもちろん認知症がひどく、やはり治療になりません。
きっとご家族も大変な思いをされているのでしょう。