RSKラジオに出演しました(入れ歯の疑問・質問に答て)
皆さん、こんにちは!いかがお過ごしですか?
津谷歯科医院 院長の津谷 良です。
人の体は食べ物で作られているということが、よくわかる事がありました。
訪問先で長い間入れ歯を作らずに、ほぼ丸呑みの状態で過ごされた方に、
新たにに総入れ歯を作らしていただきました。
なんせ患者さんにとっては初めての入れ歯体験です。
さぞかし初めての事なので、「ゆっくりと慣れるように無理をしないでください」と申し上げました。
入れ歯の調整も進み、摂食嚥下もうまくいき、患者さんの器用さにも助けられました。
そして半年後、診察に伺うと以前は痩せていたのですが、よく太られて体調もよさそうでした。
入れ歯を使うことにより、栄養が行き届いたのだと思います。
食生活も順調の様子で安心いたしました。
入れ歯を使わずに食事をする方の歯ぐきを診ると、粘膜の傷や発赤などが見られます。
もちろん硬いものが噛み切れず、熱い食べ物が粘膜に触れるからです。
ご本人は入れ歯が無くても何でも食べられるといわれますが、
ほとんど丸呑みということでしょう。
食べられる範囲が狭いのも事実です。
またどうしても入れ歯に慣れることができない方もいらっしゃいます。
今まで入れ歯を作ったが、うまくいかなくて諦めている様子です。
総入れ歯の成功は、患者さんの口の中の条件の優劣で決まります。
条件の悪い方は大変お気の毒ですが、難しい事が多いのも事実でしょう。
しかし、食べられる幸せを多くの方に感じて頂きたいと思います。
入れ歯でお困りの方はご相談下さい。