コラム
インプラントの動揺
2020年6月30日
皆さん、こんにちは!いかがお過ごしですか?
津谷歯科医院 院長の津谷 良です。
入れ歯で食べられる幸せを感じて頂きたいと思い、
拙いコラムを書かせていただいています。
先日2年前からの患者さんから「以前他歯科医院で作ったインプラントが少し動き出したので」
という相談を受けました。
この方には反対側に当医院で作った部分入れ歯が入っています。
そのインプラントは少しの動揺ですが、最近気になるとのこと。
患者さんには「強い力(噛む力)がかかるとご自分の歯もインプラントも動き出します」
と話しました。
患者さんは少し怪訝な顔をされましたが、納得されたようです。
インプラントはチタン製の壊れることはないのですが、
インプラントを受ける顎の骨は患者さんのもの。
強い力例えば歯ぎしり、噛み締め、などが持続的にかかれば、
インプラントと顎の骨の間に隙間が生じて、インプラントが動き出してしまいます。
また歯周病で歯を失った方はあまりインプラントはお勧めしません。
勿論きれいにプラークコントロールができていない患者さんには禁忌です。
当然インプラント自体には問題なくても、骨とインプラントの間から歯周病菌の感染が起きて、
歯周病となり、出血、排膿、インプラントの動揺、脱落が生じてきます。
勿論歯科医サイドは患者さんにインプラントを勧める時には、
一時のインプラントの快適さと同じく問題点もよくカウンセリングして、
患者さんにご理解いただく必要があると思います。
勿論世の中に永遠というものはありません。
それは部分入れ歯にしても同じこと。
歯が無くなってしまえば今までの食生活が一変します。
だから定期的な部分入れ歯のメインテナンスが必要なのです。
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