奥歯の遊離端1~2本欠損には「カチッと入れ歯」がお勧めです
皆さん、こんにちは!いかがお過ごしですか?
津谷歯科医院 院長の津谷 良です。
先週の話題ですが、大変多くのお尋ねをいただきました。
快適な入れ歯を使っての生活は高齢化社会にとってはとても大切なこと。
それだけ入れ歯について、多くの皆さんのお悩みがあるのだと思いました。
歯を一本喪失して、周りの歯を削ってブリッジにしたり、
骨を削ってインプラントにしたり、歯科的な治療方法は様々ですが、
私だったら残った歯がしっかりしていてば、余分な歯や骨の削除は避けたいと思います。
また多く歯を喪失しても(残った歯が少数になっても)、
快適な入れ歯生活を楽しんでいただくために、
金属床タイプの「カチッと入れ歯」をお勧めします。
この入れ歯の特徴は入れ歯のベースを金属製で約1mmの厚みでできているため、
話し易くしっかりしているため、非常に快適です。
また残った歯を固定する従来の金属製のクラスプは無く、
入れ歯が歯を挟み込むように固定するために、
入れ歯の取り外し時に残った歯の負担がありません。
審美的にも金属が見えないために、口もとの審美性が保たれます。
いい事ずくめのようですが、欠点もあります。
それは部分入れ歯共通の問題ですが、次々と(急ではありませんが)残った歯は失われてくることです。そのため修理では追いつかず、新しく入れ歯を作りなおすこともあります。
しかし人生100年に近づこうとしている現代、快適な食事、入れ歯生活は欠かせません。
患者さんの各ステージにあった入れ歯を提供していきたいと思います。
よろしくお願い申し上げます。