認知症の入れ歯作りについて 2
皆さん、こんにちは!いかがお過ごしですか?
津谷歯科医院 院長の津谷 良です
訪問歯科診療のご依頼を受けて、患者さんと初めて対面する時、
患者さんの健康状態の情報(病名、服薬など)を予め、
ご家族やケアマネージャーから受けて診察に当たります。
やはりご高齢の患者さんが対象となるため、多くの疾患をお持ちです。
外来診療と違って、訪問診療は根本治療までは追いつかず、
患者さんの今お困りの事、主訴(痛くて食べられない、入れ歯を作りたい)
などの改善が主な仕事となります。
入れ歯に関しては私は今お使いの入れ歯があれば、その修理などを行い食べられるように、
また歯痛や歯グキの問題であれば、それに合わせた処置を行う事で、
早期に食事がとれるように口腔内環境の改善を行います。
訪問診療の場合は主訴の早急な改善が求められることが多く、
それだけ歯科医の技量が試される場面が多いためにやりがいもあります。
実際訪問歯科診療という言葉が認知されている現状ですが、
まだまだご存知のないご家族もいらっしゃるようです。
また、ご高齢にプラスして認知症も併発されている患者さんも多く、
訪問診療を受けられるのか?という不安もお持ちのようです。
確かに認知症が重くなると、生活習慣の維持も困難となることも多いため、
ご不安もお持ちでしょうが、まずは歯科医院にご相談いただければと思います。
患者さんの歯科の問題を少しでも解決すると、以外と患者さんは安心されます。
また食事の内容の幅が広がれば良いことなので、
全てを焦らずに少しずつ改善すれば良いことと思います。