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津谷良(つたにりょう) / 歯科医

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コラム

入れ歯のご相談を受けました

2019年3月5日

テーマ:入れ歯相談

コラムカテゴリ:医療・病院

皆さん、こんにちは!いかがお過ごしですか?
津谷歯科医院 院長の津谷 良です。



患者さんから入れ歯に関する質問を受けました。
この方は上顎は総入れ歯、下の歯が二本残っています。
質問は「この残った歯を抜いてから入れ歯を作ったほうが良いでしょうか?」
現在上顎の総入れ歯、下顎には部分入れ歯が入っていますが、
作成してから随分と時間が経ち、下の歯も何本か抜けたため新しく入れ歯の作製のための来院です。

少し残った歯は動いていますが、まだ入れ歯の維持には使えそうと思い、
残った歯のメインテナンスを行いながら、残すことになりました。
患者さんはこの歯を抜いたほうが良いかという質問を何故されたのでしょうか?
この歯があることで、入れ歯作りに支障があると思われたか?
またその内この歯の寿命がきて、また入れ歯を作り直さなければいけなくなると考えられたか?

私は入れ歯を当医院で初めてお作りになる患者さんにこのようにお話します。
「残っている歯がグラグラと動いていたら、またむし歯で使用不可能であれば抜歯を勧めます。
しかし、まだ残して入れ歯の安定につながると診断出来れば、
少しでも残されたほうが、食べやすい入れ歯ができます。
しかしいずれその歯がいけなくなると抜歯して、入れ歯を修理できるようにしておきましょう」と。

私は部分入れ歯と総入れ歯とは全く別のものと考えています。
特に入れ歯を支える歯が残っていると、入れ歯の前後、左右の動きが抑えられ、
入れ歯が口の中で一定の位置で維持される事で随分食べやすく、外れにくくなります。
実際口の中は変化が多いのも事実です。

例えば部分入れ歯では残っている歯の残る期間が未定のため、いずれ入れ歯を作り変える事が必要となります。
また顎の骨の吸収があるため(個人差はありますが)、入れ歯を修理などのメインテナンスは欠かせません。
入れ歯はあくまで人工物。インプラントも人工物。
永遠に持つものではありません。
自然の歯には敵いません。

しかし何時もフィットした、快適な入れ歯をお使いいただくために、
入れ歯は定期的なメインテナンスが必要です。
それが残った歯を守ることとなり、入れ歯を大切な体の一部と感じていただけることと思います。

入れ歯のご相談はお電話にてご予約の上、ご来院下さい。
よろしくお願いいたします。

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津谷良

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津谷良(津谷歯科医院)

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