顎のだるさや歯の知覚過敏の原因は歯の食いしばりにアリ?
皆さん、こんにちは!いかがお過ごしですか?
津谷歯科医院 院長の津谷 良です。
噛むと顎関節が痛い! 噛み合わせると頬の筋肉が痛い!
と患者さんが来院されました。
口の中はむし歯や歯周病はありませんが、
歯の摩耗が大きく、元々あったと思われるサイズの半分位に磨り減っていました。
でも本人は歯が痛いとか、歯がしみるなどの症状はありません。
昔から家族に歯ぎしりを指摘され、気にはしていたもののそのまま放置していたとのことです。
歯は多く残っていますし、歯の動揺認められません。
したがって歯の摩耗による噛み合わせの高さ減少のための顎関節症となります。
簡単に言えば噛み合わせ強さのによる顎や筋肉の痛みです。
患者さんには日中でも強く歯を合わせない!
楽にした状態で上下の歯の間に隙間を保つよう!
指示しました。
「これからは硬いものは食べられませんか?」と質問がありました。
「硬いものがお好きなようですが、できれば今は控えて下さい。
このまま今までの様な生活ですと、歯が欠けるか割れてしまいます。
治療をすれば噛めるようになります」とお答えしました。
歯の表面はエナメル質という非常に硬い組織で覆われていますが、
その内部の象牙質は意外と軟らかいために簡単に磨り減ってしまいます。
長い間かけて噛み合わせが強く、歯ぎしりを継続させたために、
この患者さんのように、歯が大きく摩耗してしまったのです。
歯科医院ではむし歯や歯周病だけではなく、歯の噛み合わせもチェックが必要です。
もちろん自然の歯や治療済みの歯、入れ歯の人工歯も同様です。
皆さんも歯科医院の検診時に噛み合わせもよく診てもらって下さい。
お困りの方はご相談下さい。