歯が欠ける、噛むと痛い、原因は強い噛み締めです。
皆さん、こんにちは!いかがお過ごしですか?
津谷歯科医院 院長の津谷 良です。
患者さんの中には交通事故などの外傷により大怪我を負って、
大切な歯が折れたり、割れて抜歯になってしまうことがあります。
この場合は歯に対して、、瞬時に力がかかったと言ったら良いのでしょうか?
日常生活のなかでも、硬い食べ物を噛んだ時、
差し歯がビシッと音がして歯の根が割ることもありますね。
しかし、一瞬の力ではなく、持続的に歯に力が掛かる「ブラキシズム」は、
あなたの歯を壊すとても怖い病気です。
ブラキシズムの原因は患者さんの意志とは無関係に起こる、咀嚼筋の異常な運動です。
そして、ブラキシズムは次の3つの動きに別れます。
歯を強く食いしばる「クレンチング」
歯を前後左右に強くすり合わせる「グラインディング」
上下の歯をカチカチと小刻みに合わせる「タッピング」です。
いずれも患者さんの無意識のうちに行われている「悪習慣のくせ」と捉えても良いと思います。
しかしこの悪習癖を侮ってはいけません。
いずれも食事とは関係なく、起きている時も、就寝時も歯に長時間の持続性のストレスを与えるために、
歯が欠けたり、割れて抜歯になったり、顎の関節を痛めたりと良いことはありません。
朝目覚めた時に、顎や頬っぺたの咀嚼筋が疲れていたり、
歯がなんとなく浮いたり、だるい感じがあると要注意です。
早く歯科医院にご相談下さい。