睡眠時無呼吸症候群の体への負担
皆さん、こんにちは!いかがお過ごしですか?
津谷歯科医院 院長の津谷 良です。
睡眠時無呼吸症候群の患者さんにスリープスプリント治療を行うと、
多くの場合症状の改善した効果が現れます。
しかし中には、スリープスプリントの使用が出来ないケース、
不適応と思われる人がいらっしゃいます。
それは次のような人です。
① 歯が極端に少ない人
スリープスプリントは歯に合わせて装着するため、あまり歯の少ないと使用できません。
以前総義歯の方が来院されましたが、治療ができませんのでお断りしました。
できれば上下20本以上の歯が残っていれば結果が良好ですが、
それ以下の方もご相談下さい。
② 顎の関節に異常がある人
下顎を前方に引き出して固定するため、顎関節に病気や痛みがある人は不適応です。
③ 鼻づまりがひどく、鼻呼吸が十分出来ない人
スリープスプリントを装着すると、口呼吸がしづらくなります。
④ 寝つきが悪く、神経質な人
スリープスプリントを口の中に入れているだけで過敏になり、
違和感があり、寝付けない人はこの治療方法は無理です。
⑤ 耳鼻科の外科手術が優先される場合
扁桃腺や口蓋垂の大きさや形状に問題がある場合は、まず手術が必要な人。
スリープスプリント治療に14年取り組んできましたが私も経験した結果、
開発者の中川先生の指摘される様に上記のケースは難しいようです。
ただ効果が少ない場合と全然不適応の場合に別れるようです。
それでもお困りの方は当歯科医院までご相談下さい。