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コラム

入れ歯安定剤使用による歯グキの変質

2012年11月6日 公開 / 2014年7月3日更新

テーマ:入れ歯

コラムカテゴリ:医療・病院

皆さん、こんにちは!いかがお過ごしですか?
津谷歯科医院 院長の津谷 良です。



「入れ歯が動いて食べられないので、入れ歯安定剤を使っています」
このような方は結構多いのではないのですか

入れ歯が何らかの原因で顎に合わなくなり、口の中でがたつく場合に一時的に使用して、
入れ歯の安定や維持を改善し、食事を取りやすくします。

しかし長期の使用で歯グキが変質して、コンニャクのようにブヨブヨになり、
しまりのない軟らかい状態で、とても噛む力に耐えられない歯グキになってしまいます。

これを専門的に「フラビーガム」と呼んでいます。

こうなると入れ歯を作るのがとても難しくなり、安定剤の周りの歯グキは菌が繁殖しやすくなり、
噛む力が一定にならず、顎の骨が吸収されて薄くなってしまいます。

また毎日安定剤の交換も大変な作業です。

もしテレビのコマーシャルをご覧になっても、入れ歯の安定剤の長期使用はできるだけお止めください。

では患者さんの入れ歯の不調はやはり歯科医院で調整または新しく作り直さなければなりません。

入れ歯はやはり三ヶ月ごとの調整が必要です。

特に歯グキや顎の条件の悪い方は少しのことで入れ歯は不安定になりやすくなります。

だからマメな調整が必要です。

お困りの方は当歯科医院までご相談ください。

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