睡眠時無呼吸症候群の睡魔について
皆さん、こんにちは!いかがお過ごしですか?
津谷歯科医院 院長の津谷 良です。
当院で治療を行った睡眠時無呼吸症候群の患者さんの話をさせていただきます。
Sさんは51歳の女性でおしゃれな方です。
まずお話しを伺うと、先日高校時代の友人たちと温泉旅行に行きました。
みんなで楽しくお酒やご馳走をいただいてゆっくりと休んだのですが、
でも朝になると友達たちから「いびきがうるさくて寝ることが出来なかった」とクレームの嵐です。
いびきを治さないと「もうあなたとは一緒に旅行に行かない」とさえ言われました。
若い時は痩せていましたが、中年になって体重が増え、いびきをかくようになってきたそうです。
また息も止まっていることもあり、日中でも眠いことが増えたそうです。
それから病院の耳鼻科で検査をして、当院を紹介されて来院されました。
検査の結果は無呼吸の初期から中期の状態で、歯科でスリープスプリントの治療の適応症です。
中程度になると鼻から空気を送り込むC-PAPが保険適応になっています。
Sさんにスリープスプリントの機能や注意事項を説明し、同意をいただきましたので、
早速型取りをさせていただきました。
一週間後に治療をすすめて、現在はいびきや息が止まることもなくなっています。
Sさんも含めて多くの無呼吸の患者さんは治療を行うと、
「朝の目覚めがちがう、良く寝られるようになった」とおっしゃいます。
いびきをかいたり、息が止まったりしたために酸素が体の中に取り込めていなかったのですね。
それだけ体に負担を強いるために、高血圧、心臓病などの病気の原因ともなります。
もちろんSさんのように他人に迷惑をかけることが治療を始める動機となりますが、
ご自分の健康のためにいびきや息が止まっている方は是非病院や耳鼻科、呼吸器内科で検査をして、ちゃんと治療を受けてください。
ご質問などがありましたら、ご遠慮なく津谷歯科までご連絡ください。